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ひたち海浜公園のウメガサソウとオオウメガサソウ

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ひたち海浜公園のオオウメガサソウの特別公開が始まっていたので、7日に今年も見に行った。

11時過ぎに受付に行ったら、日立から来て生育地の整備のボランティアをしているという
女性の方がガイドしてくれることになり、ひたちなか自然の森へ入って行った。

ただ残念なことに、今年は何もかも開花が早くて、オオウメガサソウもウメガサソウも
ピークを過ぎかけていた。


花が終わりかけているオオウメガサソウ、最初は下向きに花をつけるが
だんだんと上を向いて行く。


上の写真をトリミングで拡大したもの、左の下の花は、おしべの約に穴が見える
孔開葯と呼ばれ、この穴から花粉を飛ばす

いつもならシートを敷いて、下から花を狙うのだが、花が上向きになっているので
葯の穴まで簡単に撮れてしまう。楽でいいわ(笑)


オオウメガサソウの花と蕾


うつむいている蕾、ガイドの方が「これが可愛いね」と紹介してくれた
オオウメガサソウの蕾

オオウメガサソウは希少植物なので、普段は入れない保護地に咲いている
そのせいか遊歩道には、道の真ん中にオオバトンボソウなども沢山生えていて
踏まれないように篠竹などの柵に囲まれている

イチヤクソウなども沢山あったが、どれもピークを過ぎていた。

私のもう一つのお目当てだったウメガサソウは、ほとんどがピークを過ぎていて
萼片だけが残っていた。
気の毒に思ったのかガイドの方が保護地以外で沢山ある場所を教えて下さった
しかし私は、砂丘ガーデンから大草原に抜ける遊歩道の脇の林に、沢山の花を
付けたウメガサソウの群落があるのを見つけた。


遊歩道脇の林の中に咲くウメガサソウ群落


ウメガサソウ


これは保護地の入口で撮影したウメガサソウ、葉っぱが輪生状についているが
光沢はないので違いが判る


ウメガサソウの花の中をのぞく


上の写真をトリミングで拡大した写真

私の撮影しているそばを何人もの客が通り過ぎて行ったが、だれも花を見向きも
しない。
海岸の砂浜をハナハタザオを探して、直射日光を浴びた首筋がひりひりしている
林の木陰でザックをおろして一休み、冷たいコーヒーが喉にしみる。
若い男女が笑顔で話しながら通り過ぎていく。

ひたちなか自然の森でガイドの方に別れ、みはらしの丘の前から大草原を抜けて
海浜口駐車場に近いグリーン工房に向かう

このグリーン工房の後ろの遊歩道に、数年前まで「ハマカキラン」と呼んでいた
「エゾスズラン」の花が多い事を知っていたからである。
陶芸棟の前から遊歩道を歩くと、右にも左にも「エゾスズラン」が咲いていた


エゾスズランの全身、エピデンドルム亜科カキラン属 別名アオスズラン、ハマカキラン
花色に変化が多く、緑色から赤みがかるものまでさまざまであるとハンドブックに
書いてある


エゾスズランのアップ

がこの時、私は大失敗をやらかしてしまった。
この花を撮影していたら、カメラを持った女性が近づいてきて「何を撮っているんですか?」
と聞かれたので「昔ハマカキランと呼ばれ、今はエゾカキランと呼ばれている花です」と
答えてしまった。

エゾカキランなどという花がどこに有るんだよー。ボケ爺も良いところだぜー
ゴメン許してーボケ爺だから、チョー恥ずかしい。

今頃、あの女性も笑っている事だろう。

私の好みに合わない香りの谷をパスしてロックガーデンからグラスハウスを抜けて
シーサイドトレインの5番停留所のところから、砂丘エリアの観察路に入る


ガラス張りのグラスハウス休憩所の中から太平洋を眺める

いつもの年なら、この5番滞留所から入った観察路には、ハナハタザオが沢山あるのだが
今年はない、見事になかった。
一つだけハナハタザオの標識が立てられたところに、ハナハタザオの残花が有った


脇の枝にかろうじて花が残っているハナハタザオ

諦めきれずに観察路を進んでいくと、ハイネズに隠れるように咲いているハナハタザオが
ありました。
付近に全部て3本ほとありました。
でも遊歩道から遠い場所ばかり、望遠でやっと撮影できる距離です。


ハナハタザオ

砂丘からの帰り道、道すがら撮影した花をいくつか紹介します


ネジバナ、この花を撮影していたらシーサイドトレインが脇を走り、運転士の方が
笑いながら見ていた。


雑草のような花だが、この花だって立派なランの仲間である


アスレチック広場に抜ける道に咲いていたヒベリカム


ヒベリカム


たぶんこれはヒベリカムの蕾かな


名前の判らない花、グラスハウスの前に誘いていた


リナリア


リナリアの咲く道を歩いた


はまかぜ橋から振り返ってみた「みはらしの丘」ネモフィラの満開の時は
人であふれるが、今は人もなく静かなたたずまいを見せている
これからコキアが植えられ、紅葉する秋にはまた人であふれるだろう


筑波山のクモキリソウ開花

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昨日は一日、葛城の森のフォレスターの整備作業で草刈でした。
曇り空で気温もそれほど高くなかったのですが、やっぱり汗だくの作業となりました。

今日は私の定例の診察日で、珍しく一番で診察してもらいました。
その後、時間が出来たので、筑波山の心当たりの場所に行きクモキリソウの開花を
確認して写真に撮りました。
イチヤクソウやギンリョウソウもありましたが、こちらはピーク過ぎが大半でした

一つだけ残念な報告があります
一時期は、5株もまとまって花をつけていた「ツチアケビ」が、今年は一株のみが
蕾をつけていましたが、数日前に確認に行ったら、消滅してました。

原因は不明ですが、団体でも観察にくるほど知れ渡ったため、踏みつけなどによる
環境の悪化も一因かもしれません。
一つは盗掘なども有ったりして、個体数も減少してました。
数年前、階段の木製の杭の根もとに生えた1本は、数日後に穴が残っているだけでした

筑波山に来られる方が増えるとともに、野草の花の撮影が年々難しくなってきて
花の撮影を楽しみにしている私としては、残念な気持ちで一杯です。


筑波山の中腹に咲くクモキリソウ


クモキリソウの花のアップ


こちらは咲き始めたばかりのクモキリソウ


ピークをちょっと過ぎかけたイチヤクソウ


一本はへたれたイチヤクソウ


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空き地に植えた花


ようやく開花したキキョウの白花


こちらは普通の桔梗 取り寄せた野生種も混ざっているが
どれが野生種かわからなくなっている(笑)


カワラナデシコの白花


小菊もかなり開花したが、株分けしてないから混み過ぎた






花友Kさん撮影の高尾山のキバナノショウキラン

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花友kさんが昨日高尾山に行って撮影した、キバナノショウキランの写真をメールで
送ってくれました。


キバナノショウキラン、(黄花の鐘馗蘭) エピデンドルム亜科ショウキラン属
環境省絶滅危惧ⅠB類 日本固有種

キバナノショウキラン、花茎の高さ20~50センチ、花序あたり6~15個の花を゜つける
花は上向きで半開、萼片は長楕円形、長さ2センチ、外側が黄褐色、内側が黄色みを
帯びた白色。花柄子房が長く伸びる
側花弁は長さ約1.5センチ、唇弁と蕊柱を被う。唇弁は袋状で、距が前方にのびる
(にほんのラン ハンドブックから引用)


キバナノショウキラン 花には強い香りが有る、花粉の運び手はマルハナバチ類
盛夏にできる果実は液果だが、すぐに消えてしまうといいます。原因は不明
動物に食べられるのか自己消化なのかわかっていない。


クワガタソウ

週刊高尾山の花と呼ばれる花友Kさん、働き方改革で会社が休みをくれたので
早速高尾山にとんでいったようです。それもキバナノショウキランを見たさに
とんでもなく高いキバナノショウキランですね。(笑)
ただし高尾山のキバナノショウキランは、名前ほど黄色くないので疑う人もいるかも
けやき出版から出ている黒木昭三さんの「高尾山花手帖」にも、名前ほど黄色くないと
出ています。

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その頃、私は自宅で「古事記」のエロ話読んでいました(笑)。
男の神イザナギが女の神イザナミに「お前の体はどのようにできているのか」と
問いかけます。
すると、イザナミが答えます
「私の体には、一か所足らない部分があります」
するとイザナギが
「ならば、私の余った部分でお前の足らない部分をさしふさごう」
こうして日本の島々はうまれたのでこざいます(笑) 

だがイザナミが火の神を生んだ時、陰部を焼いて病気になり、やがて死んでしまいます
愛する妻を死に追いやった火の神を憎み、イザナギは我が子の火の神の首を切ります
そして死んだ妻のいる黄泉の国にイザナギは訪ねて行きますが、やがて現れた妻の
イザナミの体には、全身にウジがわくすさまじい姿でした。

驚いてこの世に逃げ帰ったイザナミが、筑紫の阿波岐の原で、汚れを落とすために
禊(みそぎ)を行います
(みそぎとは、衣服を脱ぎ棄てて身ひとつになり、水中にもぐる行為をすると身が
清浄になるとされていた)
この時イザナギが脱ぎ捨てた、帯、袋、衣、袴、冠、左右の腕飾り等からもポンポンと
神か生まれたといいますが、最後にイザナギが左目を洗ったときに生まれたのが
アマテラスノオホミカミ、次に右目を洗ったときに生まれたのがツクヨミノミコト
鼻をすすいだ時に生まれたのがタケハヤノスサノヲノミコトでした。

この後、アマテラスが弟のスサノオの乱暴にたまりかね天岩戸にこもった話は
皆さんもご存じですよね


ワタスゲ見たさに福島の浄土平へ

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梅雨の合間に、ワタスゲ見たさに福島市の浄土平湿原に出かけた。
出かけた早朝はどんよりした曇り空、これでは山は雨か霧かなと思いながらも
ワタスゲもピークを過ぎかかっているらしいので、これ以上は遅らせられない
霧雨覚悟で磐梯吾妻スカイラインを走って行った。
車道の脇にはピンクのタニウツギのような花が続いている

びっくりしたのは、浄土平に近づいたら、青空が広がっていた。
しかし東小富士のあたりは、もうもうたる濃霧で覆われている
続きは後日に書くとして、とりあえず湿原のワタスゲの写真のみアップします。


カメラを木道と同じ高さにして撮影したワタスゲ


霧で見えないが、背景は左蓬莱山、右一切経山(但しここから山頂は見えない)


背景は一切経山の方なのだが、霧で輪郭しか見えない


背景はビジターセンター方向

疲れたのでこの辺でごめんなさい。

浄土平周辺の花と風景その1

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いまや盗掘などで数が激減したという浄土平周辺に咲くノビネチドリ


草むらの中のノビネチドリ


17日の午前中は、この周辺を歩いた、浄土平湿原では ワタスゲの群落を
桶沼ではブルーに輝く神秘な湖を、吾妻小富士では激変する天候のドラマを
地図からも判る通り、吾妻小富士の火口壁は意外と広く、私はゆっくりと
反時計回りに一周した。

 
湿原に咲くイソツツジ


いたるところに咲いていたツマトリソウ、しかし縁が紅いツマトリソウは
見つけられなかった


湿原にも土手にも咲いていたイワカガミの群落


恐るべき外来種の西洋タンポポ


ナナカマド、この木は七回もカマドにくべても燃えないと言う事で
命名されたが、つくば実験植物園の説明版には、実際には良く燃え
スミなどにも使われると書いてあった。
著名な学者でも間違いはあるさ、「人間だもの」って誰かが言ってたよね(笑)



湯ノ丸・池の平の縁の赤いツマトリソウ

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長野県東御市の観光協会のHPに「池の平湿原周辺開花情報」の6月18日付で
ツマトリソウの縁が紅い「ツマトリソウ」の開花写真が出たので、22日に
写真を撮りに行きました。
ツマトリソウの名前の由来が、この縁の赤い模様から来ているので、いわば
本物のツマトリソウを見に行ったという訳である。

褄(つま)とは着物の裾の左右両端をいい、「褄取」とは着物の縦褄を手でつまんで
持ち上げる事を言う
持ち上げられると、着物の赤い裏地が見える。
ツマトリソウの花にも、同じような縁取りが見られることが有る
と言う事で「褄取草」と名前が付けられたという。
しかし赤い縁取りのある花は少ないので、付けた人は褄取のちょっとエロぽい
シーンが好きだったのであろう(笑)

ここには数年前にも来て、赤い縁取りの「ツマトリソウ」を撮影したことが有る


赤い縁取りの有る文字通りのツマトリソウ





最近、自作パソコンが絶不調で、特に写真操作が難しくなって、ブログの作成が
困難となっています。
申し訳ありませんがしばらくお待ちください。


ツマトリソウのトリミング拡大、ロープの影が映りこんだのでカットした


レンゲツツジ、この花には毒が含まれるので牛や馬は食べないという
なので牧草地などでは、この花だけが繁茂したりする


湯ノ丸のいたるところに白い花の群落を作っている シロバナヘビイチゴ


シロバナヘビイチゴ


これもコースのいたるところに咲いていた オオヤマフスマ


イチヨウラン、葉っぱが一枚だけつくので「一葉蘭」そのまんまである


ミヤマハンショウヅル 
この花を撮影していたら、団体の女性陣がやってきて、花の名前を聞かれたので
ミヤマハンショウヅルと説明したら、みんなスマホを取り出して撮影を始めた。
おかげて私は はじき出されてアップ撮り損ねたわ
私もスマホは持っているんだけどね、、、、ぶつぶつ、、、。


すみませんサッカーを見るつもりなので、続きは後日にします

 

花友Kさんが24日に行った池の平の花写真

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東御市観光協会の池の平湿原開花情報を、花友のKさんにメールで連絡
したら、24日の日曜日、Kさんも池の平に行き、花の写真を送ってくれました
私が行ったのは22日なので、2日しか違いませんが、花の開花状況は進み
私より素敵な写真をたくさん送ってくれました。
それでは個性あふれるKさんの花写真をご覧ください。


Kさん曰く「アバンギャルドなツマトリソウ」とのことです。(笑)


推定「シナノオトギリ」 黒点が一杯有ったそうです。

信濃毎日新聞社刊の「信州 野山の花」によりますと、シナノオトギリの
特徴は次のように説明されています。
亜高山帯~高山帯に生える。葉には明点が、縁には黒点が有る
花期は7月~8月。花の内部に黒線、萼片には黒点がある。
和名は信濃に多いから。別名 ミヤマオトギリ


コマクサの白花、 これは三方ケ峰に数株有ったが、遠いので望遠が
ないと難しい Kさん頑張って撮ったらしい


グンナイフウロの白花、これは私は発見できなかった
さすが花探索隊長、しかもバッチリ撮れてるね 


カラマツソウ 花と蕾をうまく入れてるね
花の名前は、葉がカラマツの若葉に似ているからなのですが
唐松の名前は、中国画(唐絵)の松に似ているのでカラマツになったとか
唐絵の松に似ている→唐松
その唐松の葉に似ている花をつける草→カラマツソウ という訳である


グンバイヅルの咲き始め 実はこの花、長野と群馬にしか生育しない
地域限定の日本固有種、別名マルバクワガタ
長野県の準絶滅危惧種 環境省の絶滅危惧Ⅱ類 というとんでもない
希少植物


グンバイヅル 多年草 茎は地上をはい、節から根を出して拡がる
茎には開出毛が多い。葉は対生し、広楕円形か楕円形
鋸歯があってやや厚い。葉腋から高さ6~13センチの直立する総状花序
を出し、多くの花をつける。花柄には腺毛がある。
花は青紫色。花期は7月~8月 時には白花もあるらしい


シテンクモキリ 湯ノ丸には普通のクモキリソウは無く、ほとんどが
シテンクモキリだそうである 



シテンクモキリ 


ヒカリゴケ ヒカリゴケ科ヒカリゴケ属に属する1科1属1種の珍しいコケ植物
文化財保護法により天然記念物に指定されている

ヒカリゴケは自らは発光せず、外光に反射して光るので、光を遮る位置では
撮影しないこと


テガタチドリ 一株のみ咲いていたという



知人・MSさん撮影の尾瀬ヶ原の写真を掲載します

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葛城の森の観察会で知り合った知人のMSさんから、尾瀬ヶ原で撮影した
写真がメールで届きましたので掲載します。

説明を兼ねてMSさんのメールを引用します

6月13日~14日の一泊二日で尾瀬ヶ原に花を訪ねて行ってきました。

ミズバショウを諦め、数多くの花を見たいと思い、当初6月下旬に予定していました。
しかし、今年は平年より2~3週間花が早いと
の情報を得て、梅雨の晴れ間を選んで行ってきました。

リュウキンカ(写真1)、タテヤマリンドウ(写真2)、タテヤマリンドウの白花(写真3)、
ヒメシャクナゲ(写真4)、ノビネチドリ(写真5)、ハクサンチドリ
(写真6)、レンゲツツジ(写真7)、テングクワガタ(写真8)等が満開でした。

また、至仏山に咲いているオオサクラソウ(写真9)が一株鳩待峠と山ノ鼻との間の
登山道に咲いていました。

諦めていたミズバショウ(写真10)ですが、ごく一部(雪が吹き寄せられて雪解けが
遅かったところ)では写真のようにみずみずしい姿を見ることができました。

一方、花の咲いているニッコウキスゲは見ることができませんでした。写真11
は蕾のニッコウキスゲ。
写真12は逆さ燧ヶ岳です。風が少しあったので波打っていますが、綺麗に燧ヶ岳
が水面に写っています。

天気に恵まれ、また多数の花に囲まれた花の旅でした。


写真1 リュウキンカ


写真2 タテヤマリンドウ


写真3 タテヤマリンドウの白花


写真4 姫シャクナゲ


写真5 ノビネチドリ


写真6 ハクサンチドリ


写真7 レンゲツツジ


写真8 テングクワガタ


写真9 オオサクラソウ


写真10 ミズバショウ


写真11 ニッコウキスゲ蕾
 

写真12 逆さ燧ケ岳

MSさんは昨年の10月7日のブログに掲載した尾瀬の写真以来の尾瀬ヶ原の
写真でした。
MSさんありがとうね。
また送ってくださいね



県北の山でミズチドリの花とイタチに出会う

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6月28日、はるばると県北の山にミズチドリの花を見に行った
そのとき、偶然にイタチの姿を撮影したので掲載する


伐採で捨てられた丸太の穴から顔を出したイタチ
肉食のどう猛さに似合わず可愛らしい顔だ


盛んに動き回るので手持ちの望遠撮影では、これがやっとであった


狙い的中で、この日はミズチドリがかなり咲いていた


大きな株は、こんなにも花をつけていた


花柄子房と言われる部分がねじれている


ミズチドリのアップ 背萼片と側花弁が兜上になり、側萼片は狭長楕円形で
横に広がる。唇弁は舌状で倒披針形。距は下垂する

他にはノハナショウブやクモキリソウも有ったが、今回は省略


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闘いを放棄したサッカー日本代表に失望

サッカーのW杯、予選リーグ第3戦 ポーランドに1-0で負けているのに
他会場で行われていたセネガルとコロンビアの試合で、1-0でセネガルが
負けていたため、総得失点差,総得点でも並んだ状態となり、わずかに
警告の少なさで上回り、そのまま終われば予選通過ができる状況となりました
途端に日本代表は戦う事をやめ、自陣でボールを回すだけとなり、またポーランドも
積極的にボールを取に来ませんでした。
セネガルが同点に追いつけば、予選敗退が決まる局面なのに、自ら局面の打開を
はからない闘いの放棄。
スポーツで戦いを放棄したら、それはスポーツとは言えません。
全力で戦うからこそ、人は感動するのです。
高いチケットを買って、戦わない試合を見せられた観客から猛烈なブーイングを
浴びせられたのは当然です。
長い10分間、恥ずかしい試合でした。



花友Kさんが1日に行った池の平の花写真

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私が所属するファンクラブの小町山ハイキングに参加していた7月1日
花友IさんとKさんが池の平湿原に行き、花の数の多さにウハウハして
見てきたらしい。
そのうちの一部をKさんが送ってくれたので掲載します。


アヤメが満開で、アヤメめ祭り状態だったという


アヤメ祭り(笑)


テガタチドリ 前回は一株だったテガタチドリがあちこちに咲いていたと


シロバナヘビイチゴが紅い実をつけていたそうです


ハクサンシャクナゲ 今年は当たり年のようだと書いてありました


ハクサンシャクナゲのアップ


イチヨウラン 前回は遠すぎて撮影できなかったと言っていた花
そして本日のメインディッシュ!(笑)と書いてきたから、私の
見逃した場所で見つけたらしい。ちょっと悔しいが さすが隊長!


イチヨウラン


イチヨウラン
これ全部同じ株なんだって、うれしさがにじみ出ているね(笑)
それとも私に見せつけている。〇〇心は魔性だ、コワー(笑)

ガイドKBさんから那須と東北の花の写真

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長野のガイドKBさんから那須や東北の花の写真が届きました


ミヤマオダマキ


オノエラン 日本特産の多年草


女峰チドリ 和名は日光の女峰山で発見された事にちなむ


ナンブトラノオ 岩手県の早池峰山の蛇紋岩崩壊地に特産する多年草


ナンブイヌナズナ 北海道の夕張岳、日高山脈、岩手県の早池峰山
等の蛇紋岩池に生える小型の多年草、和名は岩手県(旧南部藩)に産するので


ベニシュスラン 常緑または落葉広葉樹林の林床や岩上に生える
日本のシュスラン属の中では花が大きく、花色や葉の模様にも
変異が大きい。


おそらくヤマユリの変種「クチベニヤマユリ」と思われる


クモラン 短い茎から放射状に出る扁平な根が幾重にも重なりあって
樹皮に張り付く着生蘭 分布は福島県以南、四国、九州、沖縄


後書きメモ

ヤマユリについて
ネットで調べていたら、ヤマユリは発芽から開花まで、平均して18年も
かかるのだそうです。
種が落ちてから発芽まで1年半かかるので、併せて20年の歳月がかかると
書いてありました。
栽培の場合は、種まきしてから開花まで5~6年だそうです。
いかに自然の中で育つのが困難かがわかる話ですね

先日、コクランの撮影に行ったら、林道の脇にヤマユリが咲いてました
あの香りはどこまでも匂いますね

 ユリの香の 夜汽車窓に 乗り出して
       君は京へと 旅だちて
 風のうわさも聞かぬまま
       時は止まりて50年
       香り悲しきユリの花
         






筑波山の深峰歩道のバイカツツジ

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遠くから筑波山を眺めると、中腹以上に雲だか霧だかがかかって山頂が見えない
もしかすると雨が降っているのかなと思ったが、天気予報では午前中は曇りだ

深峰歩道コースの登山口、ユースホステル跡地に着いたら、珍しく1台も車がない
ゆっくりと登山の準備をしたが、汗かきの私としたことがタオルを忘れた

先日の観察会でお会いしたHSさんから、今頃咲く欄の花が無いと聞いたので
心当たりの場所に確かめにいくつもりだった。

空は灰色の雲に覆われてどんよりとしている

後続の車が来て、バタンバタンとドアを開け閉めする音がしたと思ったら
私より先に出発していった。

以前登った時は、水で流された登山道が荒れていて、丸太を埋めた道が
うっとうしいほど歩きにくい道だった。

それがユンボでも押してならしたのか、ほぼ平らな広い道になり、両側に
キャタピラの跡が残っていた。

コゴメウツギの続く登山道を登ると、久しぶりの雨で生えたのか
ギンリョウソウが数本うつむいている

曇り空なのに、ソウシチョウの鳴き声がうるさいほどだ

笹の生えた坂を過ぎて曲がり角に行くと、バイカツツジの白い花が数輪
露に濡れて咲いていた。
露に濡れた花は、輪郭がボケるが、委細構わず撮影した。

ここまで登るだけで、もう汗だくであるしタオルもない
晴れた日に撮り直しに来るなんて気にはなれない


露に濡れたバイカツツジ、雄シベは5本あるが上の二つは短いという
ソバカスのような朱色の模様がかわいい花だ


バイカツツジ


ギンリョウソウ


キャタピラーの跡が残っている深峰歩道コース

御幸ヶ原に着くと、そこはトイレと売店の間である

売店に飛び込んで「タオルがありますか」と聞いたら、おかみさんに
「なに山に登るのにタオルも持ってないの?」と言われてしまった。
結局300円なりのタオルを買って、ようやく汗を拭いた

「休んでいきなさいよ」という声を振り切って、かの場所に行ったが
やはり花は無かった。
梅雨時に雨が少なかったからかもしれない。
少し気落ちして、御幸ヶ原に下り、売店によって「花が無かったよ」と
報告して帰ってきた。


御幸ヶ原のブナの大木が霧に浮かぶ


歩道脇の杭とロープにもコケがついてノキシノブの飾りもついた


私の好きな緑の木(笑)




沼ッ原湿原にニッコウキスゲが無く・トキソウとサワランの競演

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調整池の下側の展望台から沼ッ原を眺めると、ニッコウキスゲが見えない


この時期に、これほどニッコウキスゲの無い沼ッ原は初めてだ

と言っても、満開の時の沼ッ原のニッコウキスゲを知らない人も
いるだろうから、2011年7月10日に私が撮影した沼ッ原のニッコウキスゲの
満開の写真を掲載します。


2011年7月10日に撮影した沼ッ原のニッコウキスゲ

最初の写真もほぼ同じ方向を撮影したものなので、今年の沼ッ原の
ニッコウキスゲが、いかに少ないかわかるであろう。

日光キスゲほどの派手さはないが、この時期に沼ッ原を飾る花は
トキソウとサワランだ
湿原の草に隠れるようにして咲いている様は、見つけた喜びを
感じさせてくれる。


トキソウ


サワラン


ウツボグサ


オトギリソウ


ニガナ


ネバリノギラン




オケラとヒメヒオウギズイセン

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白滝みちのオケラの数が減ったので、別な場所のオケラの生育を時々見ている
今日も午後から様子を見に行った。

途中の林道に鮮やかな赤色の花が咲いていた。
車を止めて確かめに行ったら、外来種のヒメヒオウギズイセンであった

この花は、1880年以前にフランスにて交配によって作り出された園芸品種
だと「野草の名前」で高橋勝雄さんが書いている。

1890年ごろ、観賞用として渡来し、庭園などに植えられていたが、繁殖力が
強い為、空き地などに捨てられたものが野生化して全国に広まったらしい。

この花の交配親は「ヒオウギズイセン」と「ヒメトウショウブ」であると
書かれているが、両方とも南アフリカの源産だそうである。
そのためか、日当たりの良いところに生えている


ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)


ヒメヒオウギズイセン、ヒオウギに草姿が似ており、葉が少し
小さいので「ヒメ」が付いた。また水仙の様な球根が付くので
水仙の名前もついている。


ヒメヤブラン、


花のしとねで昆虫が愛のささやき(笑)


開花の遅れていたコクランがやっと蕾になった


コクランの蕾、他の場所では花がほぼ終わっている


オケラの蕾1


オケラの蕾2


オケラの蕾 中


オケラの蕾 中2


オケラの蕾



火星大接近なのに連日の猛暑と曇り空

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空き地に植えたヤマユリが咲いたと思ったら、連日の猛暑であっという間に
散ってしまった


国立天文台で15年ぶりに火星が大接近すると報じられて
すでに火星の写真を撮った人もいるようなのだが、連日の猛暑と曇り空で
なかなか眺める機会がない。

最大の接近日は、7月31日と言われているので、まだ間はあるのだが
猛暑日が続いて、夜中に目が覚めたりして、寝不足で頭がボーッとしている

西日本の豪雨被災地の人たちの、連日の報道を見ていると、猛暑が続くのに
断水で水が使えないという追い打ちで、見ているだけで胸が痛む。

16日は、森づくりボランティアに参加したが、午前中は何とか耐えたが
午後は途中で熱中症の症状の一つ、頭痛が起きてしまったので、責任者に
断って帰ってきた。
森の近くに住むボランティアの方が、昼にアイスを全員に配ってくれたり
女性の方がキュゥリの浅漬けを回してくれたりしたのが効いたのか、熱中
症も重症にならずに済んだ

私は自宅に帰って、シャワーを浴びて首筋を冷やした。
冷房をかけて少し休んでいたら、いつの間にか寝てしまい。
気が付いたら、玄関前に生協の配達品が積み上げてあった。


連日の猛暑で、筑波山の御幸ヶ原も人影が少ない


完成が2年後と言われる大御堂の工事現場、残っている鐘撞堂で
若い女性が汗をふきふき鐘をついていた。


男体山に咲くヤマユリ


ユキザサの実


ヤマボウシの実


ヒヨドリバナとアサギマダラ


シモツケの残り花


コバギボウシの蕾にノシメトンボ


ツクバネソウの実


トチバニンジンの実、熟すと赤くなる


男体山のキンレイカ、散り始めていた


自然研究路の大岩のイワタバコが数株 咲き始めていた


キハギの花、

猛暑で歩いて登る気がせず、往復ともケーブルカーに乗った
坊主山と自然研究路をゆっくりと歩いた
ソバナは蕾が少しできている。
トチバニンジンを撮影していたら、四阿にいた女性が「何か花が
咲いてました?」と聞かれた。
タマガワホトトギスが、はるか岩の上で一輪咲いていたが、なぜか
花が壊れている
坊主山のお目当ての花が、まだつぼみだった

最近、挨拶しても返事もしない登山者が増えた
この人たち、何が楽しみで山に来ているのかな
まあ考え方は人様々だから、かまわないけれど、ちょっと気になる

私の故郷の山を紹介します

私のふるさと岩手県一関市には、花の百名山の一つ、栗駒山があります
正確にいうと、岩手県、宮城県、秋田県の3県の県境に有るのですが
花だけではなく、秋の紅葉の素晴らしさも全国に知られた山です

一関市の栗駒山紹介
 
そしてもう一つ、私の実家から北に見える、東北随一ともいわれる
花の名山「焼石岳」
ここは、最短で登れると言われている秋田県側の登山口からの紹介
記事を紹介します

森と水の郷あきた 花の百名山シリーズ 焼石岳
ここの紹介記事を見たら、あなたもきっと登りたくなりますよ
ああ私も登りたいわ(笑)









蜜泥棒なのかコクランに蟻

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今年、筑波山で最も遅い開花となったと思われるコクランを撮影
しに行ったら、アリがコクランの花に来ていた。
見ていると、唇弁の凹んだ溝のあたりをなめているように見える
はて? あの辺りに蜜腺が有ったかな


アリが花に来ていた


撮影の邪魔と思って一度はよけたが














アリに邪魔されてしまったが、これも生態写真と考えれば貴重かも
しれないと思いなおした


コクランの株の様子、左下の根もとに注目
この花は、地中にあまり根を張らず、たいていは落ち葉の間に
根を伸ばしている。
うかつにさわると抜けて枯らしてしまうので注意が必要だ
大事な私のモデルだから来年も咲いてほしい。


草原にいた昆虫


この角度で撮るとなかなか立派である


セミの抜け殻が足元の草に残っていた
下向きで脱皮したのかな


木陰でオオバギボウシが揺れていた

連日の猛暑で、長時間の撮影はできない、狙いの被写体目指して
直行し、ついでに周りの物を撮影して直帰するパターンである。
それでも帰りに梅林の自販機で飲み物を買って暑さをしのいだ。

毎年6センチずつ日本に近づくハワイ

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皆さんハワイ諸島が毎年6センチずつ日本に近づいているのをご存じですか
そんな馬鹿なとお思いでしょうが、本当の話ですよ。
ハワイの乗った太平洋プレートが西に移動して大陸プレートの下に沈み込んで
いるので、こんな現象が起きるんですね。
それが大災害を引き起こす地震の原因でもあるのですが

つくば市に有る「地図と測量の科学館」で、7月25日から企画展「山を知る」が
開催されます

主な展示の内容
■山と三角点
■地図に描かれた特徴的な山
■伊能忠敬が仰いだ山々
■山で役立つさまざまな地図
■山の火災(火山を知る)

と書かれていますので、興味のあるかたは、国土地理院のHPをご覧ください

先ほど紹介したハワイの話は、「地図と測量の科学館の紹介ムービー」の中で
見ることができますよ

夏休みに、お子さんやお孫さんと一緒に「地図と測量の科学館」にお出かけください


ヤマユリの群生 つくば市高崎の森


猛暑でお休み中でしょうか


あら、裏は白いのね






異常高温で動けず

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異常な高温で、熱中症で死者が出るという事態なので、なかなか
遠くの山には行けない。
しかも犠牲者の多くが高齢者だというので、私にもプレッシャーがかかり
うかつには出かけられない。

しかも自治会の夏祭りの協力者に、いつの間にか選任されて日曜日はつぶれた


沼田新田酒寄線で、草の上に倒れて咲いていたオニユリ


オニユリの証拠は、葉腋のムカゴ、このムカゴからも発芽する


同じく沼田新田酒寄線の路上に咲いていたツリガネニンジン


蓮の花を見にいったら燧ケ池はヒシで覆いつくされていた

筑波山のハクウンラン

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筑波山の登山道に咲くハクウンランが開花


ハクウンランの蕾


ハクウンランの全身


ハクウンラン2


ハクウンラン3


ハクウンラン4


コオニユリ、


コオニユリ、ムカゴはつかない。


アオフタバランは咲き始め

狸の様なものが繁みの中を悠然と歩いているし、山鳥の様なものが
道を右往左往していた。早朝の筑波山は動物の天国だ。
しかし猪には会いたくないので、熊鈴を鳴らして歩いた。

朝から気温がぐんぐん上がり、熱中症を予防するために、途中の
水場跡でタオルを濡らして首に巻いた。
さすがに湧水は冷たい。これはおすすめだ。

帰りに男の川でタオルを濡らしてみたが、生ぬるいので効果なし。
湧水は水温の変化が無く冷たいまま湧いてくるので効果絶大
どうせ汗で濡れるから、ぬれタオルを首に巻いても問題なし(笑)

筑波山のイホワタバコ、ソバナ、ソウシシヨウニンジン、トンボソウ

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イワタバコの花と葉


イワタバコの花


イワタバコの群落


ソバナ


ソバナ2


ソバナ3


ソバナ4


昆虫付きソバナ


ソウシシヨウニンジン、ウコギ科トチバニンジン属


ソウシシヨウニンジンの全身


トンボソウ


トンボソウの花の付き方


花の横顔


花の正面 誰かに似ているような(笑)



タマガワホトトギス


コバギボウシ


ウバユリ


ウバユリ2


ウバユリ3
男体山の神社前の崖の下に咲いていて、誰も気が付かない
望遠でかろうじて撮影した

今度の日曜日は、台風に直撃されそうなので、その前に撮影しようと
男体山の周りの自然研究路と広根場林道を歩いて、何とか花の撮影をした
下山するときは、暑さで頭がボーッとしていた。
西日の中でせみ時雨がどこまでも追いかけてくる。

そう言えば、以前のブログで「ヒグラシは漢字嫌いで 仮名仮名(カナカナ)と」
と川柳を作ったら花友に褒められたなー(笑)

ソウシシヨウニンジンについては、東京大学大学院理学系研究科附属植物園のこちらのページ
ご覧ください。



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