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Channel: 花の詩山の詩
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宝篋山山口コース観察会

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毎年3月下旬は、宝篋山の山口コースのスミレを観察するのが定番だった。。
ところが観察当日は雨降りだったのと、スミレの開花が遅れているという
予想で中止され、改めて今日が観察の日となった。

しかし開花の遅れは予想を超えていて、前回は10数種のスミレを観察出来た
のに、今回はノジスミレやアオイスミレ、タチツボスミレなど5~6種しか
観察できなかった。

寒さで遅れているだけならいいのだけれど、登山者の激増による環境の変化が
原因なら、スミレ観察会は寂しいものに今後もなるかもしれない。
数年前まで、山頂付近に有ったエイザンスミレの大群落は、今は見ることもできない
スミレは移動すると言われているので、どこかに逃げ出したのかもしれないが。


今回歩いたコース、山口の臨時駐車場を起点にして、登りは山口1コース
下りは山口2コースを歩いて駐車場に戻った。距離はおよそ7.2キロ
9時半に出発して午後3時ごろには戻れた。

昼食は万博の森で、ハヤトミツバツツジの花を眺めながらゆっくりと
休んだ。


山口の田んぼの畔の菜の花と筑波山、穏やかな観察日和


アオイスミレ、葉っぱがフタバアオイに似ているのでこの名があるという


クサボケが花盛りだった


田んぼの土手のミツバツチグリ


ミツバツチグリの根の塊茎を確かめてみた


樹林帯の観察の様子


万博の森に咲く「ハヤトミツバツツジ」


紅紫色のなかなか美しい花である。


花の基部の芽鱗に触るとネバネバと粘つく


道に「イラガ」のマユが落ちていた。
このマユの模様は一つとして同じ模様がないという。
触ると指で割れないほど固いのに、もとはイラガの幼虫が糸を吐いて
作ったマユだから驚く、その固いマユをどうして作れるのか謎は
解明されていないという。どなたか挑戦してみませんか。

イラガの幼虫は、このマユの中で冬越しして、5月の末ごろに
サナギに変わり、やがて脱皮して成虫になり、1か月のちに
固いからを破って成虫がマユから顔を出す
成虫がどうやって固いからを破るのかも謎だそうである。


山口2コースの山麓にある「鬼子母神」の桜の古木は、まだ咲き始めだった
手入れされていないのが本当に惜しい桜である


山口2コースの下山口付近の舗装路に「ヒミズ」が2匹も
死んでいた。
太陽を浴びることがないので、ひを見ないので「ヒミズ」と呼ばれると
漢字で書くと「日不見」日本の特産種の哺乳網食虫目モグラ科の動物
ヒミズ亜科ヒミズ属に含まれる
山地の森林やその周辺に多く、半地下性で浅いトンネルを掘って住み
ミミズや昆虫を食べる。


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明日は茂木のミツマタ群生地に行こうと考えていたら、家内から急に
予定を変更されて、行けなくなった。

先日、行った花友によると、平日にもかかわらず駐車場は満車だったとか
「さかがわ館」も満員でそばを食べられなかったとか、大変だったらしい







お花見用の写真掲載

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いつも当ブログを訪問してくださる読者の方々に、お礼の気持ちを込めて
茨城の桜の写真を掲載します。
皆様の心が癒されますように。

光の道・朝霧の道 

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撮影地は、つくば市の万博記念公園、つくばし東光台、つくば市土田、高野の周辺です


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塀から生えた巨木(笑)、に見えるところが憎い。
家主の優しい気持ちが伝わる。木も精一杯力んで伸びているようだ。
(県道14号線、大貫の交差点の西)


枝垂桜と筑波山
この枝垂桜は、3月28日の雪の筑波山の時にも撮影している


これが3月28日に撮影した枝垂桜、この時わずかに開花していた
再び見に行ったら、見事に咲いていた。
すぐ隣に紅枝垂桜もあるが、3分咲き程度だったので、もうすぐ見頃だ

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家族を病院に送迎して、その待ち時間に葛城の森に行って「クチナシグサ」の
観察をしてきた。


観察している一か所、二株が並んで生えている。根元に近い茎には
鱗片状の葉である。株の間に三つ葉の葉があるが、これはクチナシの葉ではない


一つの茎の長さをはかると、6~7センチほどである


こちらは別な株だが、8センチ近くあったし、先には緑の葉が出ている


落ち葉をかき分けたら、ダンゴ虫のようなものが隠れていた
「そのもの緑の衣を着て、この地に降り立つべし」と風の谷のナウシカで
描かれたナウシカの再生に力を与えた虫のモデルだったような。
余談だが、原作の漫画とアニメの物語は全く違うので、漫画も読んで
欲しいところだ。


ある株では、緑色の葉が沢山出ていた


葛城の森に咲くウグイスカグラ


同上


木の新芽を撮影していたら、こんな虫がいた


この毛虫をよく見ると、毛の生えている部分は、丸く隆起した部分にのみ
生えている。

西洋タンポポを眺めていたら、お迎えコールが来てしまった。
タンポポには、全開と半開があるらしいので、調べたかったのに
それはまたの機会にね





筑波山でカタクリとキクザキイチゲ

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このところの暖かさでカタクリが咲き始めた。
まだ咲き始めで数は少ないが


筑波山のキクザキイチゲの特徴の一つ、青紫色のキクザキイチゲ
白色から青紫色の濃い色まで、多彩な色が楽しめるのが良い
まだ咲き始めで花が小さい


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筑波山ではないが、連山の一つで咲いていた水芭蕉
(自生かどうかは不明)


シベの模様がかわいいハナネコノメ


ハナネコノメの横顔 

雨の福岡堰で満開の桜

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今朝、8時前に、NHK総合で茂木町のミツマタ群生地が紹介されていた
先日、私のブログでも取り上げたので、思わず見入ってしまった。

見頃の時期にも撮影に行ったが、全体が黄色でなかったので、ブログには
写真を掲載しなかった。
今頃がよかったのかな、花の時期は難しいな。

ついでに書いておくと、新しくつくられたミツマタの観光パンフの表紙に
使われている写真は、朝の7時半ごろ撮影した霧に包まれたミツマタ群生地で
テントの売店で甘酒をかったとき、そこにいた地元の方に聞いた
日曜日の朝もカメラマンが凄かったよと女性の方も口々に言う

雨の翌日で、朝が冷え込んだ日は霧が立つので、幻想的なミツマタの写真が
撮れるよ、お薦めだよ と言うのだけれど、そんな時間に行くとなると朝の
暗いうちから出かけないと無理だなー まあ来年に期待かな


雨の福岡堰に桜のロケハンに行った。カメラマンが数人いたきりで誰もいない
雨で散った桜が土手道を飾っている


今年も対岸の桜とおそらくコブシと思う花が競演していた


右の老木と左の若木が花のトンネルを作っている
老若手を携えて、人間もこうだといいのだが


下に降りて緑の土手と桜を対比させてみる


対岸の菜の花が鮮やかだ


川岸の木の色よい緑をポイントにして


釣り人が数人、カヌーで釣っている姿を入れて


河川敷の木々の若葉のグラデーション

午後遅く晴れるというが、本当に晴れるかな、風で折り畳み傘が壊れたよ
頼むよ止んでくれ。

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筑波山の林道に咲く花


ヤマブキ


ツクバキンモンソウ


ジュウニヒトエ


小貝川の桜と筑波山、晴れてないのが残念だが、一応おさえとして







霧の中の春景色・北条大池と神郡

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北条大池編


朝霧に包まれた宝篋山と北条大池の春景色は幻想のようだった


水鳥が真ん中に来たところで撮影


 神郡の六所大仏付近の花景色







早朝、霧雨も小降りにらなったので、心当たりの花景色を撮影に行った
花の命は短くて、、、、と書かれている通り、花は撮れる時に撮っておかないと
時期を失ってしまうので、バックアップのつもりで撮っている。

晴れたらまた撮りに行けばよい。
と言いたいところだが、我が家の条件は厳しいのである。
相変わらず弾丸ツアーならぬ弾丸撮影である。





鍋足山の花と滝に酔う

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ようやく晴れの日がやってきたので、常陸太田の鍋足山に出かけた
鍋足山は、奥久慈の男体山や袋田の滝を形成している集塊岩の層が
露出している山であると、山と渓谷の「茨城の山」で紹介されたこともある。
(1993年5月1日発行の分県別登山ガイド「茨城県の山」から引用)

鍋足山の由来についても、次のように書かれている
「昔の鍋は底に3本の脚がついていた。
逆さにすると3本足が天を指すが、山容がそれに似ているので鍋足山という
名前が付いたという。
山も3つの岩峰をそそり立てている。」

かつて弘法大師が、この山の滝の多さに「48滝に一つ欠ける」と嘆いたと
いう伝説があるという。
岩山と沢と滝の山である。

その山に咲く花に会いたくて、はるばると出かけて行ったのである。
聞くところによると、最近この花が激減しているというので、コースは
あえて書かない。
花の名前は「スハマソウ」という。
花色の特徴として、太平洋側では白色が多いと言われているように、この
山では白い花が咲く

馬の背のような岩稜を慎重に歩いてようやく花たちに出会えた。
確かに花の数は多くないが、心ある登山者が枯れ枝で敷居を作って
踏み込みを防いでいた。。















至近距離で撮影できる株が少ないので、ほとんど望遠で撮影したが、手持ちなので
多少のボケは許していただきたい。

この花には、心ある登山者と書いたが、胸が痛むこともあった

シュンランが花柄の途中からちぎられて、花がない株がいくつもあったことである。
株は残っているが、花がちぎられて花だけがないのだ。
何のため?

今回初めて中ん滝と呼ばれる滝に会いに出かけた。
この滝は、周回コースではなく、滝までの1本道なので、往復するしかない。


このコースには、こんな倒木もあって、腰痛もちの私を痛めつける
ザックを背負ったまま、前かがみになると腰が痛いのだ。
ザックがつかえて、ギックリなんて事になったら、エライ話である
ブツブツ文句を言いながらなんとか超えた。

だが滝に行きつくと、そんな苦労も忘れてしまった。
かなりの高さのある優美な滝が目の前にあった。


中ん滝の全景


滝の前の木に滝の名前が記されていた


滝の最上段を望遠で引くと、水しぶきがきらめいている


滝の中段は、細い溝の中を滑るように流れていた


最下段は、幾筋にも分かれて下の水たまりに落ちている。


私は最下段の滝の真ん前に行き、岩に腰かけて見上げていた。
静やかな滝の音が通り過ぎて行き、上を見ると春の日差しに
飛沫がきらめいている。

時折遠くで鶯のさえずりが聞こえた。
下の岩を見ると「キケマン」の花が蕾で、そよ風に揺れていた。。
少し昼には早かったが、おむすびを食べながら無心で滝の音に浸った

そのあと車で鍋足山の別な林道に移動して、沢や林床を埋め尽くす
ショウジョウバカマの大群生にであったのだった。
つづく。











鍋足山の花と滝に酔う、その2

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鍋足山に咲くショウジョウバカマの花




花茎の頂上に花茎をいくつかに分けて花を開く、花びらは6枚あり
雄しべは6本、中心に雌しべが1個ある。花茎には大きな葉はつかず
花茎の下の方に苞という小さい葉がつく、、、ホウ、、(こら感心するな)



ショウジョウバカマのショウジョウとは、漢字で書くと猩々で
能楽で演じられる想像上の動物(類人猿)で、赤い顔していて
すらりと背が高い、この花が花後に一時的に赤くなるので猩々に
たとえたと言われている。。
また地面にロゼット状に広がる葉を袴にたとえて、猩々袴に
なったという。

この花は、花後に丈が50~60センチにも伸びるのは、種を遠くに
散布するためだとも言われている。。


少しだけヤブをこいで植林地の林道に入ると、自生のショウジョウバカマが
一面に広がっていた


林道を進むと両側が花だらけである


沢に下るとそこにも群生していた


沢の群生その2

幸いなことに手つかずのショウジョウバカマが丁度見頃であった。
上天気だというのに誰にも会うことがなく、鍋足山の花を独り占めで楽しんだ

他にはダンコウバイが咲き始め、スミレが沢山、湿地にはネコノメソウが盛んに
咲いていたが、同定が面倒なので省略(笑) ミミガタテンナンショウも咲いていた


花がちぎられたシュンランの株

花がついていた株もあった事を付け加える

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長野のガイドKBさんから最近送られてきた写真を掲載
少し掲載が遅れたけれどKBさんごめんね


ベニチャワンタケ科のシロキツネノサカズキというキノコ
KBさんも私も名前が判らず、つくば環境フォーラムの代表に
問い合わせて教えていただいた、


コシノカンアオイ


黒姫カンアオイ
メールには名前のみしか記載されていなかったので、そのまま掲載

カンアオイはギフチョウの食草として知られている

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タンポポの全開と半開 (ゼンカイとハンカイと入れたら誤変換で全壊と半壊だってコラッ)


左が全開、右が半開のタンポポ、
全開はすべてが成熟して開いた舌状花の集まり
半開は中心に蕾のかたまりをつけた若い花

タンポポに関するあんな話こんな話 雑談です

在来の関東タンポポと外来の西洋タンポポの小花の数

関東タンポポ 1頭花あたりの平均 133個
西洋タンポポ 1頭花あたりの平均 228個

1頭花あたりの結実する確率 (実になる確率)

関東タンポポ  70.3パーセント
西洋タンポポ  93.0パーセント

生育地の土地の条件

関東タンポポ 有機物の多い酸性土壌を好む
西洋タンポポ 有機物の少ないアルカリ性の土壌でも生育できるので
アスファルトやコンクリートの建物から滲み出したアルカリ性の場所
にも分布するーー舗装道路の沿線、市街地にも多い




       












つくば市の桜景色をめぐる

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燧ケ池の桜と芽だしの新緑
灰色だった筑波山の山腹が、木々の芽だしが始まり春の装いになっていく
朝6時30分、日の光が山腹と桜にあたるのを待って撮影した


梅林入口の桜とはるかに雪の富士山1


同じく梅林入口の桜と富士山2


北条大池の桜と筑波山、間に平沢官衙の芝生が入るようにした


桜川の桜と筑波山


宝篋山の山口2コースの登山口にある鬼子母神の桜
今回は、特にこの老木の桜を保全するために紹介したい


鬼子母神の桜2


鬼子母神の桜3


鬼子母神の桜、水屋を額縁にして老木と新株


屋根の上の宴


鬼子母神の道にムラサキケマンが咲きだしていた
写真を撮ったら、なぜか輪郭がにじむ。
拡大してみたら、水玉がびっしりついていた


色の濃い目を撮ってみた

オドリコソウも咲いていたが、倒れていたのでちょっとね

今朝3時10分ぐらいに、いきなりドドンと地鳴りして地震が始まった
始まってから緊急地震速報のブザーがピーピーなった
遅いよと言っていたら、あっという間に地震はおさまった。
速報をスマホで見ると、最大深度3だった。
凄い音で縦揺れの感じだったが、あれで3なんだ。
おかげで今日は寝不足で頭が痛い。


筑波山に咲く白花カタクリ

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筑波山に今年も咲いたシロバナカタクリ


しべの色も全く違っている

カタクリほど日本人に親しまれた花はないであろう
万葉集にも大伴家持の詠んだという和歌が載っている
「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」
ここに詠われている「堅香子の花」がカタクリのことである

沢山の乙女たちが集まって水をくむ様子を寺の井戸のそばに咲く
可憐なカタクリに託した歌だと言われている。


カタクリを下から見ると花被片の内側にWの文字に似た模様がある
これは昆虫たちに蜜のありかを知らせる印で、蜜標とかハニーガイド
などと呼ばれている。
この模様は、花によってさまざまで、一つ一つの花の個性になっています

カタクリは、昆虫によって受粉する典型的な虫媒花で、両性花ながら
自家受粉を嫌う性質を持っているそうです。
ですからカタクリの生活は、昆虫の活動しやすい気温になるまで開きません
朝遅く開花し、夕方近くになると閉じてしまいます。
夜や雨の日は閉じたままです。

植物なのに開いたり閉じたりする力を持っています。素晴らしい。
しかし花もピークを過ぎると、閉じる力が無くなり、開いたままになります。

雄しべも長いものと短いもののセットで、昆虫がつかまりやすい構造に
なっているとか。長短3本ずつ6本の雄しべがある

カタクリの寿命は、40年~50年はあると京都大学名誉教授の河野
先生のグループが研究発表しているそうです。

カタクリのタネは、アリが運ぶと言うのは有名ですが、花の咲いた
カタクリの鱗茎には、実を結んだ時の付属部が残り、それを数えると
年数が判るのだそうです。
しかもその付属体からも芽が出てきます。


この時期のコースにはニリンソウが沢山咲いているのが例年なのだが
今年は遅れていて、花が咲いているのはまだ一部であった。
ニリンソウは、一つの花が先に咲き、もう一つは後から咲く
この株も、下に蕾が写っている。


ニリンソウは花弁状の萼片が普通5枚だが、調べてみると8枚
のものまで筑波山には有った。
この花は、萼片が紅紫色を帯びていた。


クキザキイチゲ この花を撮影していたら、アズマイチゲとどこで
見分けるのかと、下山してきたグループの人と話になった
一つは葉の形、もう一つは葉柄の付け根がヒレ状に広がっているか
で見分けますと、隣のアズマイチゲと見比べてもらった。
見比べて「なるほどわかった」と言われたのでホッとしたわ
素人の知ったかぶりはアブナイアブナイ。(笑)


この花がアズマイチゲ、上のキクザキイチゲと見比べると
葉の形が違うことがわかるでしょう。
ピントが合ってないのでわかりにくいが、上のキクザキイチゲの
葉柄の付け根が、やや広がっているのが判ると思います
それに比べて下のアズマイチゲは、広がらずにすっと茎についています


これもアズマイチゲ


こちらは薄い青紫色と濃い色のキクザキイチゲ
青色系の大好きな私としては、自慢したくなる花色である


まだ花は小さいが、花色が良いので撮影したキクザキイチゲ
最初に掲載した写真に余分な影が写っていたのでトリミングしました
ごめんなさい。


小さな小さなハルトラノオの花も咲いていた


カタクリ三姉妹

家族を駅まで送り、10時過ぎに筑波山に向かったら、天気が良い
せいか、男の川コース入口は車で一杯、運よく空きができたので
そこに止めさせてもらった。

植林地が伐採されたおかげで、男の川コースの登り口は明るくなった
ただ杉の落枝が積み重なっているせいか、花がほとんどない
小さなトウゴクサバノオとミヤマカタバミの花が咲いている程度だ


ツクバネソウの蕾がやっと出ている





写真短歌

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 散りしきる 吹雪の先の 花筏 
 道行く人の 笑顔も載せて

午後になると風が強くなり、福岡堰の桜並木は花吹雪が盛んに舞った
土手道の人々は、皆さん笑顔でスマホの写真を撮っている。
花吹雪は用水路に落ちて、長い帯状の花筏となった
若い二人連れにとっては、桜のくれた祝福であったろう



老木の桜を額縁にして




逆風に流された花筏が、福岡堰の上流に帯状に流れ込んでいた


ジロボウエンゴサクが何かを叫んでいるよ


ボケたんじゃないのか

出所不明の花

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国定公園の筑波山にも拘わらず
土俵場下の仙郷林道の道端に、リュウキンカ風の花が咲いていた
ここでは以前この花はなかったと思う(断言できないが)

もし誰かが持ち込んだものとすれば、盗掘同様の違法行為であろう
動機が善意であったとしても、やめてほしいと思う

日光白根山のコマクサもどこかのおじさんが植えたという。
自生でもない花が大手を振ってまかり通るのは悲しい。

願わくは私の記憶違いであってほしいが。












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暖かい日が続くと、あっという間に花の季節は変わる
早いところでは、カタクリのピークが過ぎかけている。

ヒナワチガイソウも雄しべの葯が落ち始めていた。
残っている花をやっと見つけてやっと撮影した。


ヒナワチガイソウの花、別名ムサシワチガイソウ、この花は地域限定で
筑波山や水戸市、東京都に咲くと「山に咲く花」に書いてある


高さ10~15センチ。茎は細く軟弱。葉は対生し、線形で
長さ2~5センチ。
上部の葉腋から細い柄を出し、先に直径約1センチの5弁花を開く
下部に閉鎖花をつける (山に咲く花から引用)


ヤマエンゴサク


ヤマエンゴサクの若い花


梅林最下部から筑波山を見上げる、山桜と若葉が絶景だ


ニホントカゲ・トカゲ科、しっぽの先が青みを帯びていたので
ニホントカゲと判断した。
ニホントカゲは、幼体の時は青みを帯びているというので。

最近、筑波山を歩いていると、緑のカタクリが筑波山にあるか
と聞かれる。
私は、咲いたという話は聞いたが、実物は見ていないと答える
専門家でもない私に聞かれても困るなーと言うのが本音である










春の絶景・筑波山梅林

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新緑と山桜と枝垂桜が競演して、筑波山梅林が春の絶景となってきた
17日、私はフデリンドウの撮影に行ったのだが、そこここでカメラマンと
出逢った。


中腹の車道から梅林の春景色、ツツジの紅、しだれ桜のピンク、山桜の白
芽生えた若葉の薄緑、春の息吹が満ち溢れていた。。


梅林下部から見上げる筑波山梅林と山頂


小さな小さなフデリンドウが垣根の下に咲いている


もう一株咲いていた。


梅林の車道の下の谷に、ニリンソウが咲いており、その中にこんな花があった
一本の茎に、背中合わせで二つの花が咲いていた。文字通り二輪草である。


同じく


筑波山自然展が開かれているので御幸ヶ原に行くと、Nさんが御幸ヶ原の
登り口で、カタクリのパネルを出して登山者に説明していた。

それを見ながら私はベンチで軽く食事をしていた。
ところが説明が終わったと思ったら、突然強風が吹き荒れて、パネルや
机を吹き飛ばした。
これはいかんと思って、私も手助けに行った。
その時自然展に参加しているSKさんも駆け付けてきた。
Nさんが解説をやめるというので、私はパネルをもって自然展の会場に
行った。

先日、緑いろのカタクリの事を聞かれた話をすると、Nさんは語気を荒げて
「とんでもないよ、ウイルスに侵されたカタクリなんて」という。
「私に怒られても」と私が言うと、静かなNさんに戻って
「見るならまともなカタクリを見てほしいな」という

そういえば以前、「花と低山を目指して」のブログを書いているkotsunagi567
さんに鳴神山でお会いした時、ウイルスに侵されたカタクリは、採取や移動を
絶対にしてはならないと教わった事を思い出した。
それはウイルスが外のカタクリにも伝染して、カタクリを絶滅させる危険があると
言われていた。

珍しいので自慢されやすいが、アルビノなどのシロバナとは違い、緑色のカタクリは
ウイルスに侵された危険な植物なのだった。






西日に輝くホタルカズラ

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瑠璃色に輝く花をホタルの光にたとえて名付けられたというホタルカズラ
花の後、根もとから横に這う枝を長くいっぱい出し、先端に根を下ろして
新しい株を作るので、カズラの名もついた。


咲き始めの若い花は、少し色が違うようだ


花冠は五裂し、裂片の中肋に白い隆起がある


谷川の岩の上に、フタバアオイの群落があった


上の写真から花の部分を拡大、3枚の萼片が強く反り返って
萼筒を覆っている


下からのぞいた花の様子、


やたらと目につくツクバキンモンソウ

緑ニリンソウは、明日掲載します。急用のため、すみません

緑ニリンソウ

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ニリンソウには花弁は無く、花弁状の萼片が5~7個。裏面はときに帯紅色。
(花弁状の)萼片が緑色になるものを、ミドリニリンソウという。と図鑑に
書いてある。


ミドリニリンソウ、元々花は、葉の変化したものと言われているので
これを見ると、その事をうかがわせるであろう。

先日、山でお会いした年配の登山者が、ミドリニリンソウの咲く場所に
行ったら、穴ばかりで無かったよ と怒っていた。。
気になって行ってみると、確かに花は無い。
と言うか、大勢の人の踏み跡で、花そのものが生えていない。

先週、ブログ記事には書かなかったが、高尾山に花友と花を探しに行き、下山路は
6号路を歩いた。
もちろんタカオスミレなどのスミレも見たけれど、最も驚いたのはヤマルリソウの
大群落だった。
沢を埋め尽くすように咲いていて、花友がここはルリ沢と名づけましょうと言った
ぐらいである。
そんなところが2~3か所あった。
そんな素晴らしいコースなのに、そんなことに目もくれず 歩いている登山者の
多いこと、もったいない。


タカオスミレ、葉の表面が銅(あかがね)色を帯びているものをいう(日本の野生植物)
この株の葉の裏を見ると緑色であった。

菱山忠三郎さんの書かれた「高尾山 花と木の図鑑」には、タカオスミレ
について次のように書かれている。

小泉秀雄氏が高尾山で発見され、1928年、中井猛之進博士によって発表され
現在はヒカゲスミレの一品種とされている。学名にdiscolorとあり、これは
「裏に色のある」の意味。
高尾山にみられるものは裏面でなく、葉の表面が赤褐色に色づくものが多い。

最近では、この裏に色のあると言うのは、事実の誤認から生まれたものとされ
(橋本保著「日本のスミレ」その他)、この葉の表面の色づくものをタカオスミレと
ふつう呼んでいる。
そして葉の表面が色づくものにハグロスミレがあったが、これは同一物として
扱われることが多い 88.4.20
(以上、長文ながらは「高尾山 花と木の図鑑」から引用いたしました)
と言うことで、葉の裏が緑でもタカオスミレと呼んでも間違いなさそうだ。
そういえば、ブラタモリの高尾山で、菱山先生が出てましたね。


ヤマルリソウ、私の好きな色でたまりませんわ。


6号路の脇で撮影したヤマルリソウの群落














葛城の森のクチナシグサ開花

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空き地に種まきしたネモフィラが花を開いた


一つだけ白い花がついていた。

ひたち海浜公園のネモフィラが見頃を迎えているという。
空の青と花の青が重なって、どこが丘の境界なのか判らないほどの
大群落。
そんなニュースに心惹かれながら、葛城の森へクチナシグサの様子を
見にいった。
昨年も今頃開花していたからだ。。
行ってみると、予想はあたっていて、数株のクチナシグサが花をつけていた


横に枝を伸ばし花をつけているクチナシグサの株


クチナシグサのアップ

どうもピントがイマイチなので、もう一度撮影に行くつもりだ。
周りを歩いてみると、ある場所ではフデリンドウが20株以上も
咲いていた。


草むらに咲くフデリンドウ


名前の通り蕾が筆のように見える


中をのぞくと、柱頭の先端は二つに分かれ、雄しべが寄り添っていた
フデリンドウは雄しべが先熟で、咲き始めは雄性期で柱頭は閉じている
花粉を出し終えると雌性期となり柱頭が開く。
と言うことで、この花は雌性期

この花は、越年草なのでタネを散布すると枯れてしまい、種から芽を出して
冬を越して春に花を咲かすと言われているが、冬の葉を見たことがない
目印でもつけないとわからないけど、鉢植えにでもしないと肝心の芽が
どこに出るかわからないと思う。





葛城の森はフデリンドウの花盛り

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フデリンドウの大家族、花7個+蕾7個

葛城の森の草刈した場所には、フデリンドウの群落があっちにも
こっちにも、コンデジで覗きまくり(笑)

















覗き疲れたから寝るよ オイッ

筑波山と周辺の花

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麦畑から今朝の筑波山、


望遠で見ると中腹の緑が濃くなった


ヤマツツジも咲いて登山道を飾る


足元にはツクバネソウの花が咲き始めていた


ヤブコウジの実がまだ残っていた


ムラサキケマンはほとんどがピーク過ぎ


ムラサキケマンの白花、一度刈られて再生したのか数が少ない


ムラサキケマンの白花のアップ、高尾山でも見たが茨城にもある
今月初めに下見に行ったら、見当たらなかったのでがっかりしていたが
ようやく咲いてくれた。


ジロボウエンゴサクも林道に大群落をつくっていた。

先日、日陰ツツジを見ようと、宇都宮市の古賀志山に出かけた。
中尾根コースを歩こうと思っていたが、北コースの入口の橋や
登山道が台風か大雨で流されたらしく、コースの様相が一変していた

以前のブログでも書いたが、古賀志山はふみ跡が無数にあり、うっかりすると
とんでもないところに出てしまう。
今回の私は、それにまんまと引っかかり、中尾根に出るつもりが一つ手前の
岩尾根に何度も行く手を阻まれた。
ふみ跡があるから誰かが登ったことは間違いない。
しかしカメラを提げ、三脚をもって登れる場所ではなかった。
登っては引き返し、また登っては引き返ししながら樹林帯の中腹を歩いて
前進、ようやく尾根に登れるところに出て、岩尾根に上り詰めた

気温が20度を超して、全身から汗が出た。
尾根から左後方にダムが見えた。
それで一つ手前の尾根だと判った。
時計を見ると11時を過ぎていた。
日陰ツツジは559メートル峰の山頂に咲く、行くべきか、あきらめて帰るか
残りの時間を計算した。
森林公園の駐車場は、午後の6時で門が閉まる。
それまでに下山しなければならないのだ。

少し早いが倒木に腰かけて昼食にした。
下から吹き上げてくる風が心地よい。

それにしても一歩間違えれば転落するような岩場のふみ跡を何度も挑戦しては
引き返したのは、単独の山歩きでは何かの時、助けを呼べないからである。
もしあのまま登っていたら、無謀と言われたであろう。

何度か上り下りして、岩尾根の最後の急坂を下りると。そこは北コースの
休憩場所で分岐点だった。
ベンチで年配の男性が一人休んでいたが、私が尾根から降りてくるのを驚いて
見ていた。
こんにちはとあいさつすると、相手も挨拶して「降りてきた尾根に道があるのか」と
聞いてきた。
どうやら道なき尾根を歩いてきたと思ったらしい。
私は、事の顛末を話して「いやーひどい目にあいましたよ」と言うと相手は
笑っている。
足ならしに古賀志山に来て帰るところだという。
分岐の案内表示を見ると、559メートル峰は右である。





思い出の古賀志山

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昨日、先日登った古賀志山について少しだけ書いた。
あの後、559メートル峰に登り、鹿沼と鬼怒川から来たという女性
二人とヒカゲツツジを眺め、右と左に分かれたが、下る途中で再び
出会い、結局長い沢道と細野林道を一緒に歩いて赤川ダムまで戻った

岩尾根の挑戦で疲れ切っていた私には、ありがたい同行者だった。
何枚か花の写真も撮ったが、いずれもピンボケばかりで使えない
ただヒカゲツツジは丁度満開であった。
そして茨城では見ることができないヒメイワカガミも咲いていた。

と言うことで、古賀志山の過去のブログを紹介する。
最初に行った2013年の4月のブログは、旧ブログ「花と山を友として」
に掲載してある。
「 ヒカゲツツジ咲く古賀志山は謎道ばかり 」

2014年4月は、現在のブログに掲載した「サワテラシに焦がれて古賀志山
ヒカゲツツジを地元の人は「サワテラシ(沢照らし)」と呼ぶというので
それをタイトルにした。

古賀志山に咲くヒメイワカガミについては、同じ2014年の4月23日の
ブログ「古賀志山に咲くイワカガミ」をご覧ください


宇都宮森林公園の駐車場の様子 今年の4月25日


赤川ダム、ダムの堤防から撮影 心安らぐ春景色であった


北登山道入り口の橋が流されて崩壊


通行止めにはなっているが、この橋の残骸の鉄骨を渡って入る
自己責任なのは言うまでもない。


北登山コースの入口付近は、ご覧の通り大荒れ状態
これで中尾根コースに入るポイントを間違えたと思う





大子町の自生のサクラソウは輝いていた

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奥久慈・大子町の文化遺産で町指定の天然記念物に指定されているサクラソウの
群落を見に行った。
最初は、筑波山の御幸ヶ原に「ヤマトグサ」を見に行くつもりだったが、家内が
どこかへ連れていけと言うので、歩くことが苦手な人でも行ける大子町の初原へ
サクラソウを見に行くことにしたのである。

連休でも比較的にすいている一般道を走って、大子町に行ったが、サクラソウ
以外に何もないところだというと、気乗りしない顔をするので、それじゃ俺一人で
行ってくるから、その間温泉にでも入って待っててくれと、近くの関所の湯に
家内をおろして、初原の群落に向かった。

大子町のHPには開花情報が出ていないので、多少の不安はあったが、我が家の
サクラソウも開花したので、開花しているであろうという予想で行った。


群落のある土手の斜面につくと、予想は大当たりで、開花して間もない
みずみずしいサクラソウが咲き乱れていた。
周りの雑草も伸びきっていないので、ちょうどよいタイミングであった。



















大子町文化遺産のホームページ

14時に関所の湯に迎えに行く約束だったので、残りの時間でもう一か所
寄り道することにした。
そこには、ヤマブキソウとホウチャクソウが混在して大群落を作っている
筈だ
行ってみてビックリ、作業道の脇にイチリンソウが群生して風になびき
キラキラ光りを反射していたし、林道にはイカリソウが点々と咲いていた。
奥久慈には手つかずの自然がまだまだ残っている。
心地よい風に吹かれながら、私は桃源郷に迷い込んでいた。
続く





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