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Channel: 花の詩山の詩
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奥久慈に咲く花を訪ねて

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(昨日の記事の続編です)
国道118号線の袋田の滝入口交差点を直進すると、すぐに大きく右にカーブする
そのカーブの所で左に曲がると、水郡線の袋田の駅に行く道だ。
左に曲がるとすぐに水郡線の踏切がある。
その踏切を越えたら、すぐに右に曲がる。
曲がると右に橋がある。その橋を渡って丁字路を右に行き、水郡線の線路の下を
くぐる。
するとすぐに変則十字路で、右方向は1トン以下の車しか通れない久慈川に架かる橋がある
その場所で反対の左に曲がって直進すると、またもや水郡線の踏切がある。
踏切を渡り道なりにしばらく進むとやがて左の土手に「ヒメザゼンソウの群落」の
看板が立っている

今回の撮影した場所は、その場所より手前で左に入った林の中に有るのだが、道が
曲がりくねって複雑なのと、軽がやっと走れるような細い道なので、他の人には
お薦めできない。
地元の人に迷惑にならないような配慮をして入ってほしい。


作業用の林道の脇に咲くイカリソウ


点々と咲いているので、探しながら歩くのは楽しい




おっと、この花には訪問者が来ていた。


見られているからやめて なんてイカリソウは怒らない(笑)


道脇の草むらにイチリンソウの群落があった


ややピークを過ぎかけていたが、私にはうれしい


少し白とび気味だがお許しを


なんといっても凄いのがここの場所、林の中一杯にヤマブキソウと
ホウチャクソウが混在して大群落を作っている


こっちにも


あっちにも


光り輝くヤマブキソウ


ホウチャクソウとヤマブキソウ


葉陰のホウチャクソウを望遠で撮ってみた


ホウチャクソウ


関所の湯に迎えに向かったら、途中でキジが散歩していた(車の中から撮影)


バタバタと畦の草むらに逃げ込むキジ

関所の湯に行ったら「ああいい湯だった」と家内がご機嫌で出てきた。
来る途中では不穏な空気も漂ったが、私も花に満足だったから良しとしよう。

おまけ写真は、繁殖期なのか自宅近くの林でうるさくなくキジ
時々空き地に出てきて、私の被写体になる


首を伸ばして警戒するキジ


身体を低くして隠れたつもり

奥久慈に行くと、今話題の「ひよっこ」のポスターが貼られている
時代は茨城である(笑)
産直の店で食べた山菜蕎麦、味が濃い目だがおいしかったよ
家内は山菜天ぷらがおいしいと完食していた。

クマガイソウの花付き鉢植えが一株800円で売られていた。
私は手は出さなかったけど 安いのか高いのか不明

お終い


富士山と岸壁とクモイコザクラの三ッ峠山を歩く

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花友と三ッ峠山へクモイコザクラを探しに行った。
行くときは圏央道が順調で予定通りについたが、帰りは渋滞にぶつかって
つくばについたら暗くなっていた。
と言うことで、疲れ果ててしまったので、写真の紹介にとどめます。

三ッ峠山からの展望は、これ以上は望めないほどの大展望で、雪を頂いた富士山が
すっきりと見え、その右には南アルプスの山々が連なり、はるかに北アルプスも
見えて、そのまた右には、おなじみの八ヶ岳が連なっていた。

開運山の大岩壁の下のルートを歩いていたら、ロッククライミングの若者たちが
岩場に挑戦していた。
ところが、戻るときすれ違った登山者の人たちが、ロッククライミングの人たちが
落石を起こして危なかったから、あそこは眺めてないで、急いで通った方がいいよ
と注意してくれた。
私たちが下を通るときも「ノボリマース」とか声を出していたので、登山者が
下を通っても中断する様子もなかった。
自分たちはヘルメットを被っているから良いとしても、配慮が無さ過ぎである。
私は少し腹が立った。


なんといっても富士山でしょう(笑)


南アルプス1


南アルプス2


北アルプス


八ヶ岳


下から見上げる大岩壁・開運山


岩場にひっそりと咲くクモイコザクラ、まことに小さい
かわいらしい花であった。


クモイコザクラ


クモイコザクラのアップ

登山口の林道で、ヒナスミレとエイザンスミレの花を見たが、それ以外には
花が無いというこの時期に、クモイコザクラの可憐な花が咲く
ようやくこの花を見つけたときの喜びは、つらい登りを忘れるほどだった。

筑波山頂で救助ヘリ目撃

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キャンプ場コースの最上部の山頂直下で撮影した救助ヘリ
事故の詳細は不明、女体山の岩場の近くでホバリングしていた
消防のオレンジの服を着た人が、ステップに足をかけて下を見ていた
機体に「つくば」の文字があった


女体山の山頂直下はご覧の通り大混雑、私は恐れをなして御幸ヶ原へ
目的の「ヤマトグサ」を観察して、ユースホステルコース(深峰歩道)
を下ってキャンプ場に抜けた。

八郷のフラワーパークは、テレビでシャガが満開などと放映したもの
だから、園内の駐車場に収容しきれなくて、一つ手前の信号から脇に
入った道まで、スペースが有れば車が駐車している有様で大混雑

気温が高いのと寝不足で、2日前から体調不良だったが、花友が
愛宕山麓のほたる池のクリンソウを案内するというので、昨日は
笠間市駒場の「ほたる池」へクリンソウを見に行った。

ほたる池は、駒場の「駒場ほたるの会」というほたるを保護する
運動をしている人たちが2006年から始めた蛍のためにカワニナを
保護している場所だという。

その池の周りにクリンソウを650株ほど植えたのが定着して、最近では
テレビでも紹介されるという。

行ってみると、猪除けの金網で囲まれた山間の湿地のようなところで
年配のカメラマンが3人がいた。
入口の扉が閉められていたが、それは猪に荒らされないように閉めている
ので、開けて入ったら、閉めてヒモで結わえてくれと中のカメラマンに
教わった。

クリンソウは、まだ咲き始めで「見頃は来週かな」とカメラマンたちがいう


クリンソウ


クリンソウと水を流している樋


クリンソウの花のアップ


クリンソウの蕾、なかなかかわいい


ほたる池の様子


ベンチなども用意されている


駒場ほたるの会の看板、ボランティアで支えられているらしい
付近はほたるの里と呼ばれているらしいから、荒らされない事を
祈りたい


ほたる池までのコース案内 ひよっこうちという地名が気になるね(笑)
県道280号線は、岩間駅の近くを通る国道355号線の「上郷入口」の
交差点から、難台山の「すずらん群生地」に行くときに使う道で、駒場は
その途中で左に入ります。
上郷入口から県道280号線に入ると、田と果樹園の間をしばらく直線で
走ります。
直線道路が終わり、多少曲がり道になったら人家があり、人家の間に
「にわさき販売」の案内板が立っているところが駒場へ曲がる入口です


県道280号線から駒場に入る目印は、この看板の所から左に曲がる


曲がって入ったところの風景、左にビニールハウスがある


その先は、左の墓地と人家の間を抜けて、右に曲がる


右に曲がった先のゴミ集積所の手前を左に曲がる


ほぼ直線の農道を橋を渡って進む


丁字路に突き当たったら、クリンソウの案内板の通り
右に曲がっていく


すると草原の臨時駐車場がある


駐車場の奥にクリンソウのための臨時駐車場の案内が出ている
個人の所有地を無料開放しているらしいので、マナー良く使いましょう


駐車場からほたる池を見る、画面の真ん中がほたる池の場所
柳が一本立っている所です。

県道280号線を最奥の長沢まで行くと、すずらん群生地に登る
長沢登山口がある。すずらんも来週が見頃を迎えそうなので
すずらんを見た帰りに駒場のほたる池に寄ってみるのがいいかも

すずらんも4日に確認したら、まったくの咲き始めで、数株のみ咲いていた
すずらん群生地のベンチの脇に「はないかだ」が見頃で咲いていた






最近見た花

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タチガシワ すずらん群生地の林道で撮影、花の色が緑系


同上


車道に現れた昆虫


ヤマツツジと八重桜・桜山


ホウチャクソウ群落


シャガ


ササバギンランの蕾


フジ


ホタルカズラ


キャンプ場手前の伐採地の展望



同上


同上 植林されるまでの期間限定の展望だ


長年の謎だった一枚の葉の名前解明

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この写真の真ん中に写っている一枚の葉、よく登山道で見かけていたのですが
名前が判りませんでした。
それが今日、難台山のすずらん群生地へ筑波山ファンクラブの観察会に参加し
会員のお一人から、「ナルコユリ」の葉であると教わりました。

ただこの葉がどのような役割を果たしているのかは、よくわかりません。
この葉の画像は、「松江の花図鑑」のサイトに出ていますが、詳しい説明は
出ていませんでした。

ただ長年の謎だった葉の名前が判ったので、今日の観察会に参加して
大成功でした。


難台山のすずらん群生地観察会

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大型連休の最終日、筑波山ファンクラブの5月の定例観察会として
難台山のすずらん群生地に、道祖神峠を起点にして歩いてきました。

道祖神と書いて、この峠の場合は「どうろくじん」と読みます。
この読み方は地元の呼び方に従ったもので山と渓谷の「茨城県の山」でも
難台山の中で「どうろくじん」として紹介されています。

道祖神そのものの説明はウイキペディアの道祖神に出ていますので
そちらをご覧ください

とここまで書いたのですが、連日の猛暑で体力が低下、予定を変更して
すずらん群生地で見た野草の一つ、タチシオデの写真を掲載します。。

タチシオデ、シオデ科シオデ属、雌雄異株の山野に生える多年草


タチシオデの外観はこんな感じです。


今回の株は雌株で葉の裏にひっそりと咲いていました。


花のアップ、花被片の真ん中に緑色の丸い子房があり、花柱はほとんど無く
3裂して反り返った柱頭がのっている
ピークを過ぎたのか、花被片が脱落したと思われる花もついていた。。


これがやがて白粉を被った黒い液果になる
私はすずらんに気を取られて、気が付かなかったが参加者の
方が教えてくれた。


すずらん群生地で一休みする参加者
群生地は、猪除けの電気柵で囲まれている。
この写真は、上から見下ろしたものだが、左側の通路の端には
群生地の落ち葉を運び出して積み重ねてあるので、そこに入ると
足が埋まってしまう。
右側には、前までマタタビが生えていたらしいが、取られて
無くなったという。
いずれにしても、地元の有志が保護活動をして管理している場所なので
大切にしたい。
ずいぶん昔に見たという参加者は、地面が見えないほどスズランが
生えていたという。
もともと冷涼な気候を好むので、温暖化で衰退を始めているのか
盗掘なのか、気になる話である。


すずらん


日本すずらんは葉の下に咲く、奥ゆかしいのである








草刈りの合間に丁字草

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真夏のような気温で体調を崩したので、本当はやりたくなかったが
自宅周辺の通学路の草刈を始めた。

あまりにも暑いので、昼の時間に気分転換に河川敷に行き、チョウジソウの
観察に行った。

こんなに暑い日なので誰も来ないだろうと思っていたが、先客の人がいた
私がカメラをセットしていると、また一人やってきた。
先客の人は、都内から来たという人だった。
話を聞くとタチスミレを見たかったらしい。
私は菅生沼のタチスミレは知っているけれど、河川敷のタチスミレは
かかわっていないので、案内はできない。

チョウジソウは丁度見頃で、雑草に隠れるように点々と咲いていた。
群生地には小さなふみ跡があったが、私は通路から望遠で撮影した


草むらに咲くチョウジソウ


名前の由来は、筒状の胴長の部分がチョウジの花に似ていることと
花を横から見ると丁の字に見えることに由来すると言われている。


雑草に埋もれるように咲いているチョウジソウ


コバルトブルーの筒と星形に5裂した花が印象的である。

河川敷の様子を見に来たのであろうか、どこかの省庁のパトロールカーが
土手に泊まっていた。
常総市の水害で、上流の堤防は大規模な復旧工事が行われている。
このような貴重な植物を保護しながら工事してほしいものだ。。




筑波山の林道に咲く花

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桐の花、桐は中国原産だが古くから栽培されて桐箪笥などの
高級家具に使われていたが、今では野生化しているのもある

秋になると先のとがった卵形の果実をつけ、熟すと二つに割れて
翼の付いた小さな種子を風で飛ばす。



林道の両側に咲いていたが、おそらく昨年の果実と思われる
黒い実が沢山ついていた。


ジャケツイバラ、(蛇結茨) マメ科ジャケツイバラ属 別名カワラフジ
つる性の落葉低木、葉や枝に鋭いトゲがあるので「イバラ」の名がついている
ジャケツの意味は不明だそうである。
マメ科なのに蝶形花にはならず、花びらが5枚の左右相称花なのが特徴


この木は、低木と言われながら、つる性なのでか、かなり高いところまで
花が咲いていた


雨でぬれていたジャケツイバラ


天気が良ければ奥日光に行くつもりだった。
日光の湯元ビジターセンターの自然情報に、気になる花の名前が有った
5月7日の千手の森の自然情報に「タマザキサクラソウ」が千手が浜で
見頃を迎えていると出ていたからだ。

タマザキサクラソウは、ヒマラヤ原産のサクラソウ科サクラソウ属の
多年草であるとネットには出ている。
小さな花が集まって、丸い花序を作るのでタマザキの名があるらしい。

千手が浜のクリンソウも元々は日光に自生しない花だが、個人宅の庭に植えた
花が広がったと言われている。
そこへ今度はヒマラヤ原産のサクラソウもあるとなれば、気になるではないか

が、いかんせん今日は天気が悪い。
日光はあきらめて通学路の草刈りをやることにした。
ただ早朝に筑波山の林道を一回りしてから草刈りを始めて、結局夕方まで゛
草刈三昧の一日だった

筑波山の道路情報
不動峠の通行止めは、つくば市側の北条大池から不動峠までが解除されたようです
ただ不動峠から石岡市側は依然として通行止めです。


崩落した場所の修復工事が完了してました


下をのぞくとこんな感じに修復されています


その下はこんな感じになってます


不動峠の石岡側は依然として通止めの看板が出ています

朝日峠の崩落現場は、いまだに修復工事が続いています

朝日峠の様子


柵に近寄って望遠で撮るとこんな感じになっています
もうしばらくかかりそうですね。

スカイラインの路肩の崩落した場所では、再び工事が始まり
片側一車線の交互通行になってますので、車で走られる方ご注意ください

信号機が設置されています。。


駒止湿原のシャトルバスの運行予約が始まりました

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駒止湿原に咲く「双苞水芭蕉」、この水芭蕉は苞が2枚ある珍しいもので
突然変異でできたと言われている。撮影は2014年5月下旬

大雨による道路の損壊で全面通行止めが続いている駒止湿原で、土曜・日曜・祭日
のみ、予約制のシャトルバスを運行することになり、電話による予約受付が始まって
います。

6月3日の土曜日からシャトルバスが運行されます。
私が聞いた概要は次の通りです。

企画は南会津町商工観光課で、運行は みなみやま観光が行います。
電話による申し込みは、みなみやま観光の 0120-915-221 番へ

運行開始は、6月3日の土曜日から、土曜・日曜・祭日のみの運行となります。

料金は、一人2500円
集合・出発時間は、田島駅前 10時となります。(乗り合い制)
ルートは、田島駅前10時発→台倉スキー場→駒止湿原のようです

車で行かれる方は、台倉スキー場に駐車して、立ち寄ったシャトルバスに乗ります
但し、運行されるのは、8名以上の参加者が有った場合だそうです。
団体で申し込む場合は、8名に満たなくても(6~7名の場合)相談に応ずるそうです

駒止湿原では、ガイドが案内し、およそ2時間の観察時間を予定しているそうです

南会津町の担当者の方からのメールによると、5月の連休前の残雪が1.5メートルと
例年並みなので、5月下旬には水芭蕉が開花すると予想しているそうです。

道路の復旧までは、あと1~2年はかかる予想らしいので、工事のお休みする
土日にシャトルを運行する予定なのだろうと私は推測しています。
私は早速申し込みました。
多少なりとも被災地の復興支援に役立てばという気持ちもあります。
皆さんもいかがですか。。

みなみやま観光のHP

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昨年の秋、奥日光の中禅寺湖南岸コースを歩くブログを書きましたが
同じコースを歩くハイキングが、栃木県自然博物館と日光湯元ビジターセンターで
それぞれ計画され、参加者を募集しています。

私のブログのお気に入りに、日光自然博物館と湯元ビジターセンターのリンクが
ありますので、興味のあるかたはご覧ください。

また那須のマウントジーンズと那須ロープウェイ共催で、那須連山の縦走
も募集されていますよ





奥日光・千手ケ浜に咲くタマザキサクラソウ

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湯元ビジターセンターの自然情報の5月7日の千手の森の自然情報に載っていた
タマザキサクラソウを見に行ってきた。

何しろ自宅を出たのが10時ごろなので、奥日光の赤沼茶屋の駐車場に着いたのが
午後の1時ごろ、
赤沼自然情報センターに寄って聞いてみたが、タマザキサクラソウのことは知らず
5月7日のビジターセンターの自然情報に出ていましたと伝えると、パソコンで
調べて「ああ出てますね」と言う。
確かめたいので千手ケ浜行きのバスはありますか?と聞いたら、1時のバスは
たった今出たばかりで、今日は平日の運行でも、最も便数の少ない日で、次は
2時20分発ですという。
まだ1時間もあるので、歩いて小田代まで行き、そこから乗ろうと思います
間に合いますよねと言うと、1時間もあれば十分間に合いますとのことだった。

それが幸いして、小田代ヶ原に向かっている途中で、素敵な女性と道ずれに
なったのだった。
ミズナラとウラジロモミとミヤコザサの生える遊歩道を歩いていたら、着替えの
為に立ち止まっている若い女性を追い越した。

小田代ヶ原まであと500メートルと言う道標を過ぎたら、ヒメイチゲが
点々と咲いていたので、カメラを向けていたら、その女性が追いついてきて
「何かいるんですか?」と聞いてきた。(いるんですかという聞き方が面白い)
「いや、ヒメイチゲという花が咲いているので」と答えると「どれですか」
とのぞき込む。

指さして教えると「ああこれですか」とようやく気づいた。
そしてもう一度花の名前を聞いてくるので、「ヒメイチゲ、漢字で書くと
御姫様の姫、イチゲは一華と書きます。華は中華の華です。」
花が一輪咲くのをイチゲと言いますが、それの小さくてかわいいので姫を
付けてヒメイチゲと呼びます」
などと判ったような事を言ってしまった。

どうも植物に詳しい人と思われたらしいので、私は写真を撮っているだけと
言い訳をした。
この女性は、二人で男体山に登る予定だったらしいが、相手が電車が止まって
来れなくなり、小田代ヶ原を目指して歩いていたらしい。
話をするとき、きちんと相手の眼を見て話す女性で、素敵である。
もろもろ山の話をしながら歩いていたら、あっという間に小田代ヶ原のゲートに
ついてしまった。
残念だけれど、彼女とはここで別れた。互いに「お気をつけて」と声をかけて

小田代ヶ原からバスに乗ると、客は私一人だった
これ幸いと「タマザキサクラソウ」の咲いている場所を確かめると
やはりクリンソウを植えている人の庭に咲いているという。

さすがにこの路線を永年走っている運転手の方は、いろいろ詳しいのだ
鹿の食害防止のため、前は鉄製の網をまいていたが、今は白いテープを
巻いているので、あれも食害防止のためですか と聞くと「クマやシカが
木の皮をはがさないように巻いていて、しかも白いテープの原材料は
トウモロコシが使われているのだという。
植物が原料なので、劣化しても土に返るだけで、環境にダメージを与えない
からいいのだという。

車道の脇に山桜のピンクの花が満開で咲いていた。
カラマツの芽だしが目にすがすがしい。
どこかで鶯も鳴いていた。

千手ケ浜につくと、予想外の数の客が待っていた。
若い人が少なくて、年配者の方が多かった。
こんな時間にくるのかという顔をして、降りる私を見ている。
何しろ最終バスの1時間10分前に着いたのだから、不思議がられても
仕方がない。
私は大急ぎで千手ケ浜の浜辺に向かった。

千手ケ浜の船着き場が新しくなるのか、クレーンが立ち上がり、溶接やら
ガンガンというハンマーの音やらがこだましていた。

クリンソウの植えられた庭に入ると、タマザキサクラソウが沢山咲いていた
乙次郎橋で一緒になった年配者と、わいわい言いながら写真を撮った
クリンソウはまだ葉っぱが出たばかりである。
庭から出ると、年配の男性は菖蒲ケ浜まで歩いて帰ると言って別れて行った


ミヤマエンレイソウが一株だけ咲いて、フッキソウが埋め尽くすほどの
大群落をつくっている
マルバダケブキやシロヨメナは、鹿が食べないので、千手ケ浜はそれらだけが
大群落をつくるという。

風の出てきた砂浜に桜が舞い散っていた。
私の空耳か、カジカガエルのような優しい鳴き声がした
あの声は、いつ聞いても心に残る声だ。
夕方が近づいて鳴き出したのだろうか、そこはかとない淋しさを秘めていた

千手ケ浜から赤沼に行く最終バスは4時である。
時間が有ったから西湖(さいこ)のバス停まで歩いた。


タマザキサクラソウの花、来るのが遅くてピークを過ぎていた


ピークが過ぎかかっていたが、小花が球状に花序を作るので
タマザキと言われるのだろう。










おなじみのクリンソウの庭の入口は、鹿侵入防止の網が張られている
ここの管理している人は、熊鈴の音が嫌いなので、熊鈴は鳴らさないように
して入ろう。

補足説明

タマザキサクラソウは、ヒマラヤ原産のサクラソウ科サクラソウ属の多年草であると
ネットには出ていた。
国立公園の中であるが、植えられているのが個人所有の庭なので、所有者の趣味の
範疇という事であろう。
そして同じ場所に植えられているクリンソウは、奥日光にはなくてはならない人気に
なっている。

私は初めてだったが、低公害バスの運転手の方は、数年前から有ったようだという。
奥日光は、来るたびに新たな発見があるし、出会いがある場所である。

千手ケ浜の名前の由来になった千手堂が再建され、先日落慶法要が行われたという
日光開山の祖 勝道上人(しょうどうしょうにん)が建立したという千手堂は
長い間その跡地として残っていたが、日光開山1250年を記念して、昨年から
建設が始まっていた。
たまたま中禅寺湖南岸コースを昨秋歩いた時、その建築現場を目撃している
と言うことで、今回そこに行くつもりだったが、最終バスの時刻を気にして
行けなかった。
次回の楽しみにしたい。













奥日光で見た花と風景の写真

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ヒメイチゲ


ミヤマエンレイソウ (千手ケ浜)、別名シロバナノエンレイソウ


同上、白い内花被片と呼ばれる花弁が3枚ある。緑色の外花被片と呼ばれる
いわゆる萼片も3個ある。雄しべは6個、雌しべの先は3裂する


フッキソウ、(千手ケ浜)


フッキソウの大群落、千手ケ浜を埋め尽くすように咲いている


ヤマエンゴサク


湿地にバイケイソウと思われる葉が出ていた


倒木に新たな命が


千手ケ浜から男体山


シラカンバの倒木、山火事や伐採でできた裸地に、いち早く定着する
パイオニアだが、周りの木で日陰になると枯れて倒れる。陽樹
運転手さん曰く、柔らかい木で弱く、根が地表に浅く伸びるので倒れやすい
と言っていた。
周囲の木には、鹿の食害防止のため、金属製の網が巻かれているのも注目


バス停の横の枯れ木は、キツツキの穴だらけ


風雪に耐えて 1


風雪に耐えて 2 


西ノ湖への道は新緑の始まり


年輪は語る


トウモロコシを原材料にした白いテープを巻いて鹿の食害防止


千手ケ浜から黒檜山登山口方向をを見る。浜辺に咲く桜


千手ケ浜の船着き場の工事中

小田代ヶ原の展望台からの展望図

16ミリレンズの設定で描いている


実際の写真では、右の男体山から左の山王帽子山まで


右は大真名子山から三岳まで、大真名子山と小真名子山の間に小さく女峰山
が写っている


女峰山を超望遠で撮るとこんな感じ



葛城の森のギンラン

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葛城の森へ「クチナシグサ」の観察に行ったら、ほとんどが花が終わり
実をつけていた。

前回 近くのギンランの咲く場所では、ギンランを見つけることができなかった
森づくりで草刈りもしたし、植樹祭も行ったので、今年は無理かなーと思っていた

それでも、もう一度確認してみようと、草むらに踏み込んで丁寧に探すと
小さい白い花をつけたギンランの株が、草に隠れるようにして咲いていた。

有ったー と私は心で叫んだ。

気をよくして、あたりを探し回ると、ほとんどがピークを過ぎていたが
10数本、いやもっとかな。 次々と見つけることができた。


ギンランの花、バンザイしているような形が面白い


こちらはハーイと手を挙げている。いい子だなー


ピークが過ぎて乱れているが、沢山の花をつけて頑張ったね


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クチナシグサの実











この実の形が、アカネ科の樹木のクチナシの実に似ているので クチナシグサ
と呼ばれるのだそうである。
茨城県の希少植物

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その他葛城の森で見た花や昆虫






































浅春の沼ッ原から初夏の那須フラワーガーデンを巡る

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5月20日、7時過ぎに自宅を出て、上三川(かみのかわ)から高速に乗り
黒磯で降りて、板室温泉経由で沼ッ原湿原に向かった。

このコースは牧場の多いところを走るので、北海道の富良野を彷彿させる
広々とした牧草地の高原を走る。
澄み切った空と緑の丘、実に気持ちがいい。私の大好きなコースだ

どこかで気温24度の表示が出ていたから、すでにそれ以上の気温になって
いる事だろう。
こんな時は、自作自演の歌を歌いながら風を入れて走る

~誰にも知られず 花開き
~誰にも知られず 散ってゆく
~花よ 花よ 野の花よ

10時ごろ沼ッ原の駐車場に着いた。20数台はあったかな
ここは面白いことに、みんな駐車場の外周に沿って止めている。
誰も真ん中には止めない。
私も外周の柵に向かって止めた。

ムシカリの白い花が満開で、林の中に咲いている。
足元にはタチツボと思われるスミレの花が咲き乱れているが、他には
花がない。
マイズルソウの小さい葉っぱは沢山有ったが、花芽はまだでいない。

途中から石を敷き詰めた階段道になると、みんな考えることは同じで
笹の土手に立派なふみ跡道が出来上がっていた。

湿原につくと、そこはまだ春の始まりで、一面枯草模様の原っぱが
広がっていた。
それでも沼ッ原湿原の奥に、流石山から大倉山に続く残雪の峰々が
青空の中に見えるさまは、一服の絵のようで私は満足だった。


湿原と残雪の流石山や大倉山の展望1


庭園のような池を入れて


雲一つない青空とは、まさにこのこと。最も雲一つぐらいある方が、、、(笑)


展望デッキからの眺め

参考のため、沼ツ原湿原の木道からの展望図を掲載します


ここからは左奥の三倉山は隠れて見えないし、


ダメダ、眠くてかけない、ごめん一休み

またもやウイルス付メール

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世界的に身代金ウイルスの脅威に脅威にさらされていますが、私のような
爺にも敵意を持っている人がいると見えて、このところウイルス付のメールを
送り付けてくる輩がいます。

と言っても直接私のパソコンに届いたわけではなく、サーバーの迷惑メール
フォルダに入っていたのですが、皆さんの参考のために、そのメールの
タイトルとか差出人のアドレスを公開します。

メールのタイトル「Invoice(09-1160)
差出人アドレス 「AIDA SCOWBY 」
貼付ファイル名 「09-1160.pdf」

この貼付のPDFにウイルスが入っています。

メールタイトルにつけられている数字がPDFファイルの数字と同じようです。
この数字の部分を変えて、別なアドレスからも届いておりました。

このようなメールが届いた場合は、直ちに削除しましょう。

身代金ウイルスの場合は、Windows の穴をついてくるらしいので
セキュリティの穴をなくすためにも、更新プログラムは必ず実行しましょう。


草刈で見つけた「ヤセウツボ」


ホシザキユキノシタ、


昨年、ご近所から頂いたホウズキを植えた空き地に、植えたわけでもないのに
ホウズキが沢山生えてきて、一斉に花を咲かせている。
枯れるまで植えていたから、どうやらこぼれたタネから生えたのだろう。
4~5本もあれば十分なのに、何十本も生えてるから困った。
しかもタネを取らなかったので、一袋タネを買って育てている。
頂いた方に「ホウズキどうしました?」と聞かれて、言い訳に買ったのだが
こぼれタネがこんなに生えるとは、参ったなー。


空き地に植えたシャクヤクがようやく咲いた
去年咲いた庭の山シャクヤクは、今年は二本も芽が出たのに
葉っぱばかりで、花芽が出なかった。

空き地植えたボタンは、二株とも花が咲いて、あっという間に
実をつけている。
実が取れたら、来年はタネから育ててみようかな。


筑西市稲荷の田んぼの中のコスモス畑と曇り空の筑波山
下妻市の小貝川のコスモス畑は、曇り空にもかかわらず
カメラマンらしき人々が沢山来ていた






ガイドKBさん撮影のホテイラン

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長野のガイドKBさんから、南アルプスで撮影したホテイランの写真が
メールで送られてきましたので掲載します。


ホテイラン、ラン科ホテイラン属、日本固有の一属一種の植物
分布、本州(八ヶ岳、南アルプス、富士山)


ホテイランの白花

ホテイランは、写真を送ってくれたKBさんと知り合うきっかけを
作ってくれた懐かしい花である。
八ヶ岳山麓で、ホテイランを撮影しているとき、たまたまそこで
出逢ったのがKBさんだった。
彼はガイドの仕事をしながら、希少植物の花の写真を撮るために
東奔西走している。

また写真家で希少高山植物の保護に尽力していた故新井和也さんの
「公開して保護する」という考え方を取り入れて、公開されていた
のが八ヶ岳山麓のホテイランであった。
だからホテイランを見ようと思えば誰でも見ることができるという
高山植物のファンにはありがたいシステムであった。
彼が数年前に落石事故で亡くなられたことが残念でならない
ちなみに彼が書いた大人の遠足BOOK「八ヶ岳・霧ヶ峰植物手帳」
にはホテイランが載っている。。
その解説が植物の特徴より盗掘を嘆く文章になっているのは
彼らしいと言えば彼らしいかな


M・Sさんから佐渡に咲く花の写真届きました

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5月18日から2泊3日で佐渡島の花を見に行ったというM・Sさんから
メールで花の写真が送られてきましたので掲載します。

M・Sさんのメールによると、クラブアルプスのツアーに参加して
3日間をかけ大佐渡山脈にある花の百名山の一つである「ドンデン山(別名尻立山/尻高山 940m)」
とその周辺の山(全て1,000m未満)を歩いてきました。
と書かれており、佐渡島の花の特徴も書かれていたので、そのまま
メールを引用します。

佐渡島には亜高山帯の植物はあるのですが高山植物はありません。
また、固有植物もありませんが、日本海(雪国)要素の植物も生えて
いて、多くの種類の花が生えています。

積雪量が多かったこともあり、今年は花の咲く時期が遅いのが幸いして
例年ならゴールデンウィーク頃に咲く花も多く見ることが出来ました。

シラネアオイ(写真1)、ザゼンソウ(写真2)、エチゴキジムシロ(写真3)
そしてカタクリ(写真4に白花)などか花盛りで群生して咲いていました。


1.シラネアオイ


2.ザゼンソウ


3.エチゴキジムシロ


4.カタクリ(白花)

また、オオタチツボスミレ(写真5)、スイレサイシン(写真6)、タムシハ(写真7)
などの日本海(雪国)要素の植物もあちこちに多数咲いていました。


5.オオタチツボスミレ


6.スミレサイシン


7.タムシバ

更に、白色、赤色、ピンクのオオミスミソウ(写真8)やキクザキイチゲ(写真9)も
数多く咲いていました。


8.オオミスミソウ(ピンク)


9.キクザキイチゲ

花の写真を送ってくれたMSさんに感謝、彼から株分けで頂いた
花が今年は咲きましたよ。ありがとう。



花友Kさん撮影の高尾山の花

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5月28日に高尾山に花撮影に行った花友Kさんから、メールで送られてきた
高尾山の花の写真を紹介します


ベニバナヤマシャクヤク


ヒトツボクロ


ヒトツボクロのアップ


ツレサギソウ


ツレサギソウのアップ


サツキヒナノウスツボ


オオバミゾホオズキ


ガクウツギ

おまけは5月2日に行った三ツ峠山のクモイコザクラ





常陸太田の山に咲くセッコク

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これはおなじみの花なので、説明は省略
常陸太田の山でみたセッコクの見事な群落
あまりにも高い杉の木の上に着生しているので、手振れでボケている
重たい中型のスチール三脚を忘れて、またもややらかしてしまったわ。















セッコクは高尾山の6号路が有名だが、常陸太田のセッコクも素晴らしいよ
公開するのが逆になってしまったが、後で那須の日の出平らのミネザクラも
掲載する予定。
草刈で疲れ果て、途中まで書いては寝てしまうこの頃である。

お知らせ、ひたち海浜公園の「オオウメガサソウ」の公開が始まります。
絶滅危惧種のオオウメガサソウ、普段は入れない保護地の自生地に入り
ガイドさんの説明もあります。

手軽にセッコクが見たい方、筑波実験植物園の水辺ゾーンのハンノキに
着生させたセッコクが咲いています。
少しピークが過ぎていますが
どうやって着生させているのかと望遠で拡大してみたら、コの字型の
配線を止めるようなピンでとめてあった。お手軽である(笑)


筑波実験植物園のハンノキに着生させたセッコクの花


セッコクの根をピンでとめてある、これなら私でも出来そうな気が(笑)


那須の日の出平のミネザクラ

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花友が高尾山に行った5月28日、私は那須の日の出平にミネザクラを
見にいった。
沼ッ原湿原に行った時、ブログ「なすのめぐみ」を書いているじっちゃん
さんからミネザクラの情報を教えていただいていたからだ。

予報では午前中は晴れの筈だったが、山の天気ほどあてにならないものはない
雨は降らなかったが雲の多い天気であった。

8時少し前、ロープウェイの山麓駅より下側の駐車場についたら、こちらは
ガラガラ空いていて、好きな場所に止められた。

日曜日で混む予想なので、出口に近い出やすい場所に止めた。
帰りは予想通り、私が出るのを待っている車がいたほど混んでいた。

体力を温存するため、往復ロープウェイを利用する計画だった
ロープウェイに一番近い駐車場は、次から次へと入っている。
少しでも近いところに止めようとする人が多いが、私は出やすい場所を選ぶ

8時30分発のロープウェイに載ると、ほぼ満員であった。
前の方は、スマホで動画を撮る人が一杯だ。
ザックを床におろして詰めてくれとアナウンスが流れた。
ところが帰りは、混んでいてもザックを床に置くようにはアナウンスがない 

山頂駅から登り始めて、牛ケ首分岐に行くと、みんな山頂の方に登っていく
私は分岐から左に入って牛ケ首方面に向かった。
見上げると斜面を覆っているガンコウランの赤い色が、まるで紅葉したように
広がっていた。
ガンコウランは、常緑矮小低木なので、おそらく花の付く新芽の赤さなのだろう


まるで紅葉したかのような美しい斜面が広がる




ガンコウランに交じって、白いツガザクラか何かの白い花が見えた


見下ろす斜面も赤いじゅうたんが続く

殺生石に続くルートのある分岐「高雄口」を過ぎて、牛ケ首に向かう登りを
歩いていたら、もう降りてくる二人連れがいた。

ミネザクラの咲き具合を尋ねると、そこに咲いているよと牛ケ首を指さす
「日の出平の山頂がミネザクラの群生地で有名なのですが、そちらはどうでした?」
と聞くと、行っていないという。

那須で一番有名なミネザクラの群生地で、ほぼ平坦な山頂がミネザクラで覆われています
と私が言うと、じゃ行ってみますとご夫婦らしい二人連れは足早に引き返していった

牛ケ首につくと那須名物の強風が吹きつけてくる
風で飛ばされないように帽子を脱いで手に持った

姥ケ平を見下ろすと、ひょうたん池が半分残雪に埋もれていた
流石山から大倉山に至る連山は、厚い雲に覆われて山頂は見えなかった。


牛ケ首から日の出平尾根方面を見る、

土日祝限定ツアーで駒止湿原に行ってきました

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今回、私たちが参加した土日祝限定の駒止(こまど)湿原ツアーの案内ビラ

集中豪雨で甚大な被害を受けた南会津町では、現在も復旧工事が続いている
駒止湿原もアクセス道路が土砂崩れで崩壊し、全面通行止めにして復旧工事を
行っている。
そんな中で、今年から土日祝日限定で、シャトルバス形式で完全予約制の
駒止湿原ハイクが企画されたので、私は早速申し込んだ。

最初は私一人で申し込んだが、花友も参加することになり、結局おなじみの
三人で行くことになった。
4日は申し込みが少ないということで、中止になると思っていたが、なぜだか
催行することになって、大急ぎで準備した。

私が申し込んだ理由は、水芭蕉の苞が2枚つく「双苞水芭蕉」をもう一度
見たかった事と、多少なりとも被災地の応援になればと思ったからである。

田島駅前の郵便局の駐車場に車を止めて、みなみやま観光のカウンターで
受付を済ませたのは発車20分前である。。
年配の運転手さんのマイクロバスに乗り込んで、ふと気が付いたら肝心の
カメラがない。
花友のIさんが「肝心のカメラを持たないでどうするのよ」と笑っている
Kさんに車のドアを開けてもらうと、座席にカメラが残っていた。
やれやれ。

湿原に向かって走ると、山は崩れ、川の土手も田の畦も流されて、何台もの
重機が復旧工事をしているようだった。

台倉スキー場から伊達市からきた一組が乗り込み、遅れてガイドの方も
乗り込んできた。
このガイドの方が実にユニークで面白かった。
そういえば自己紹介も無かったので、名前を聞き忘れてしまったけれど

熊の生態を研究しているそうで、この駒止湿原には、三頭の熊が居るという


駒止湿原の駐車場全景、手前に留まっている車は、管理している人たちのが
見回りに来ていたらしい。建物はトイレ


出発前に自作の野草茶を入れてくれたガイドさん
私はクワの葉で作ったクワ茶をもらった。
(顔の見える方には多少のモザイクをかけました)


今回、私が見たかった苞が2枚ついた水芭蕉、「双苞水芭蕉」と呼ぶ
日本で、この苞が2枚の水芭蕉を最初に発見したのは白馬山麓の落倉で
落倉水芭蕉と呼ばれているという

ガイドさんの話によれば、落倉自然園以外にも双苞水芭蕉の群生地は
有って、岩手県の小岩井農場にもあるのだそうだ。
ただしそこは私有地なので一般の人は入れないという。

「いいなー有資格者は」と私が笑いながら言うと、みんな笑った
ガイドさんも笑っている。


今年は、苞が3枚もついた水芭蕉があるというので探して見つけた花

続きはまた後で、















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